田中快治/Tanaka Yoshiharu

アスリートトレーニング指導を中心に活動をしています。 中学生、高校、大学、社会人と幅広いカテゴリーのサポートしています。 パーソナルトレーニングだけでなく、部活などのチーム指導、 スポーツ系専門学校の講師で後進の育成も行っている。

田中快治/Tanaka Yoshiharu

アスリートトレーニング指導を中心に活動をしています。 中学生、高校、大学、社会人と幅広いカテゴリーのサポートしています。 パーソナルトレーニングだけでなく、部活などのチーム指導、 スポーツ系専門学校の講師で後進の育成も行っている。

最近の記事

バスケットのスタミナ強化は走り込みだけでいいのか?

試合終盤でも高いパフォーマンスを発揮するためにはスタミナが必要です。そのスタミナを強化する目的で、持久系スポーツ(バスケット、サッカーなど)では走り込みを行なっています。私自身もトレーニング指導者ということもあり、ランニングメニューを作成して実施しています。 最近では、練習中や試合中(試合形式の練習)の心拍数を測定しながら、練習自体の負荷を確認しています。そこで気づいたのが、どの状況で心拍数が上がっているのかということです。 試合形式の時は、70~80%台で推移しているこ

    • マットスイッチとジャンプ高スケールの両方をつかって感じたこと

      先日、マットスイッチの「BPAT JUMP」や「BPAT Heart Rate」の体験会を実施したので、そこで「ヤードスティックとマットスイッチでどのぐらい差がありますか?」と質問を受けたので実際に試してみました。 先に言っておきますが、私はマットスイッチの「BPAT JUMP」を販売するスポーツセンシング社の社員でもあり、指導拠点でもあるベストコンディションジムは業務提携している関係にあります。 そのため若干の営業トークと受け取られるのは仕方ないとは思いながら書かせてい

      • トレーニングボリュームをコントロールする

        梅雨時期は体育館のフロアコンディションが滑ってよくないことが多いと思います。エアコンや除湿できるシステムがある体育館はほとんどありません。 このような日の場合、激しい切り返すような動作は難しいため、 シュート練習などになりやすいのではないでしょうか? これがもし、週末に試合を控えているチームの場合、 トレーニング指導者としてどうしたら良いのかを考えました。 週末に試合を控えている場合、 多くの場合は、1週間の中間あたりに 練習強度を上げた練習を入れておきたいと思います。

        • 声にならない要望に応えるために、提案をしていく。

          当たり前ですがトレーニング指導の際に、 お客様や選手にどうなりたいかを必ず聞くようにしています。 相手の要望に応えることこそが仕事だと思っていたのですが、 はっきりとした目的や希望がないことが多いとの方が多い感じました。 パフォーマンスアップしたいことは間違いないのですが、 どんな所を向上させたいのかを聞いてもはっきりとした答えがありません。 これは選手が悪いのではなく、こちらがポイントを見つけて 提案していく必要があると思うようになりました。 思い返すと同じようなこ

          大会前に体力測定をして数値が向上していなかった話し…

          今月から各県で夏の甲子園大会予選が始まります。 私が指導している高校野球チームも集大成となります。 年間でトレーニング指導をさせてもらっていますが、 トレーニングの進捗状況を確認するために、 オフシーズン始めの11月、オフシーズン終わりの2月に スクワットとベンチプレスのMAX測定を実施しています。 このチームでの私の業務としては、 40~50分のウエイトトレーニングです。 それ以外の業務はほとんどなく、 ウエイトトレーニングの時間をつかって、 怪我をしている選手を個別

          大会前に体力測定をして数値が向上していなかった話し…

          金融教育だけでなく体育も必要

          昨日は、「いわきFC育成研究所」のオンラインセミナーを受講。 内容は、「育成のあるべき姿」をフェンシングのアナリストの千葉氏の活動から見解を伺うというものでした。大変勉強になりました。 内容は非公開のため詳しくは話せませんが、育成ということ考えると運動経験が必要ということになり、日本の「体育」についての話しになりました。そこで改めて考えてみました。 昔に比べて体力が低下しているというのは、聞き慣れてしまった感じがあります。また、運動を「している子」と「していない子」の二極

          金融教育だけでなく体育も必要

          指導2年目のチームは体力測定からスタートしました。

          インターハイ予選が終わり、新チームの活動がスタート。今回は体力測定を実施しました。今回の体力測定は、コート内での測定を中心に行い、内容は下記の項目になります。 ・スピード(20mスプリント) ・フットワーク(プロアジリティ) ・パワー(垂直跳び) ・スタミナ(yo-yotestR1) 「測定は手間もかかるし、せっかく指導にきてもらったのに測定だけ?」となって測定を実施していない場合も多いのではないでしょうか。 実際に1年目のチームは、身体作りの基礎となるプログラムを実施

          指導2年目のチームは体力測定からスタートしました。

          継続することが難しいなら、先に習慣を作るのはどうか?

          「その習慣を作るのが難しいんだよ!」と2秒で返信が来そうなタイトルですいません。考え方が変わった面白いTwitterの投稿を見つけてそのままの言葉を使っています。 運動が続かなかった筆者が運動習慣を身につけた方法が書かれてあり、運動指導者の立場からすると「お客様ってこうなんだ」と、とても参考になりました。 ​「習慣ができるまでが辛い」と確かにそうなだなと思っていたら、「なら習慣から作ればいい!」というまさかの切り返しでした。 「何のために運動をするのか』を考えると、継続

          継続することが難しいなら、先に習慣を作るのはどうか?

          選手任せにしても自己管理能力は上がらない。どう任せるのかが重要。

          最近は、日本サッカー協会のYouTubeが面白く、BGM代わりにしています。 ドキュメンタリーが好きなので、選手の裏側やヒストリーはとても興味がありワクワクします。 (Amazonプライムの「all or nothing」もおすすめです) 日本代表の海外組がコンディションを調整している様子が映像にあったのですが、自分の指導と照らし合わせて色々と考えながら見ていました。 やはり職業柄、選手がトレーニングルームで何気なく、身体をほぐしていたり、ストレッチを行っているのが気にな

          選手任せにしても自己管理能力は上がらない。どう任せるのかが重要。

          【馬跳びとハンドオフ】

          先日の指導の際に、練習の関係でトレーニング指導の時間をいつもより頂きました。このような時は、日頃フォローできないような細かいところのフォーム指導などを行っていきます。 例えば、走るフォームをもう一度確認したり、股関節の柔軟性改善のためのエクササイズに時間をかけて実施したりします。 今回は、身体の接触・コンタクトに繋がるトレーニングを実施しました。特に肩周りの怪我の予防としての意味合いもありましたが、どのように力を加えるのかを体感してもらうのが目的です。 そこで色々と実施

          【馬跳びとハンドオフ】

          【資料は重要な指導ツールです】

          トレーニング指導では資料を作って持っていきます。月に1回や2回などのパートタイムで指導することがほとんどのため、私がいない時にトレーニングを実施してもらうためには資料が鍵になります。 失敗①以前、パーセンテージでトレーニング重量を提示した際に大失敗しました。「自分が持ち上げれる重さに対して、80%の重さでトレーニングしてください」といった感じです。これは頭の中で一度計算しないといけないことになります。これは手間になり、選手の動き・トレーニングの流れを止めてしまいます。 選

          【資料は重要な指導ツールです】

          【夏の大会まであと2ヶ月!】

          今回は、中間考査明けのトレーニング指導でした。春の大会前が最後だったため約1ヶ月振りの指導です。 練習終わりに今日のトレーニングについて、気づいたことを全体に伝える時間があります。 「試合まであと2ヶ月。良いコンディションで試合に入るために、調整しようとは思わないで欲しい。トレーニングを減らさないことが重要」だと伝えました。 私の高校の頃にもありましたが、3月の練習試合あたりから、4月から5月のゴールデンウィーク。そこからの中間考査にかけてウエイトトレーニングが無くなる

          【夏の大会まであと2ヶ月!】

          【生徒から送ってもらうトレーニングメニュー】

          言葉を正しく使うだけで、 考え方も変わると思っています。 私が、非常勤講師を勤める専門学校では、 今年からゼミを担当させてもらっています。 私の指導チームの練習サポートをしているのが、 選手が多いということもありとても助かっています。 私のアシスタントだけでは、 卒業してから指導していくのに必要な力が 身につかないため意味がないと考えています。 ・測定 (準備・計画・実施) ・プログラム作成 ・指導の実施 ・修正 数日の実習では、変化や効果をみることが出来ませんので

          【生徒から送ってもらうトレーニングメニュー】

          【サッカー選手のラグビー化について】

          今日は、いわきFC育成研究所のサロン内セミナーでした。 日本サッカー協会でフィジカルのプロジェクトリーダーである、 菅野氏からの話しで進む方向が知ることができました。 いわきFCアカデミーアドバイサーの小俣氏も 「世界のサッカーを見ているとサッカー選手の体格は、 ラグビー選手やアメフト選手に近づいていく」と 発言されていたと思います。 現在日本サッカー界では、「デュアル」という 1対1でのボールの奪い合いの強化を重要視しているという。 世界と比べた際に、この1対1の戦い

          【サッカー選手のラグビー化について】

          【無印良品にもタンパク質食品がある!】

          先日、オートミールを食べる用に少し大きめの ボウルが欲しくなり無印良品に行ってきました。 シンプルなデザインが好きです。 買い物に行った際に、高タンパク質お菓子を見つけました。 「無印良品でもこうった物が売っているのかぁ」と 色々と感じたことがありました。 1つ目は、日本でも「おいしく」「手軽」に タンパク質が取れるなったんだなと感じました。 それと同時に10年以上前に受けたセミナーでの栄養の話しが 印象的だったのを覚えています。 ラグビー競技に特化した内容だったので

          【無印良品にもタンパク質食品がある!】

          【パーソナルジムでの試合期のトレーニングプログラム】

          高校生や大学生は、インターハイ予選や春季リーグ戦でトレーニング計画でいくと「試合期」になります。 この「試合期」にコンディションのピークを持っていきたいと、選手もコーチも思っているでしょうし、私も強く思っています。 今回は週に1~2回利用する大学野球選手を例にして、私が試合期に注意していることをまとめたいと思います。 ポイントにしているのはこの3つです。 ・選手の感覚を最優先 ・プログラムは基本的に変更しない ・VBTでスピード値の確認 ◯選手の感覚を最優先これはチー

          【パーソナルジムでの試合期のトレーニングプログラム】