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キャリア戦略力は未来予測力である【20年後までに起こる変化予測2024年版】
2024年最初に考えたことは、新時代のキャリア戦略力は未来予測力であるということ。
今までのキャリア形成戦略と言えば、いかにスキルや経験を高め、労働力市場に置いての自分の価値を上げていくかということにフォーカスしていました。
もちろん、今後成長するであろう業界や需要が増える職種などを見越す、将来予測力や先見性も必要でした。
一方で、これからのキャリア戦略力で本当に必要なのは、数年先の成長や需要の予測力ではありません。
20年先、いや、もっと先までの変化、流れを見据える「未来予測力」であると私は考えます。
今年1本目のnote記事では、これからの時代はキャリア戦略力=未来予測力である理由を書いてみたいと思います!
最低20年先までの未来予測力がキャリアの明暗を分ける
「キャリア戦略力って何?」と思ったあなた。
自身の長期的キャリア目標を設定し、それに向かい進み到達するためには戦略が必要。
例えばビジネスを計画なしで適当にやってて、目標に到達できることはまずありません。キャリアもビジネスも同じだと思います。
キャリア戦略構築には自己理解・分析、目標設定、アクションプランの設定などが必須ですが、それ以上に今私が大切だと思うのがずばり「未来予測力」。
出だしでも書きましたが、今までも数年先までの成長や需要の動向を予測して、キャリア戦略を練るというのは当たり前と言えば当たり前でしたよね。
でも、2022年にChat GPTがリリースされて、私たちの仕事を含む日常生活にAIがどんどん入ってきていると感じます。
「AIなんて一部の人しか使ってないし、自分には関係ない。」という人もまだ多いですよね。一方で、日常世界に確実にAIが実装されてきていると私は感じます。
AIの例を出しましたが、ここ数年は1年で過去の10年間分位の変化が起きているといっても過言ではないんじゃないでしょうか。
つまり、AIに限らずあらゆる変化に対して「自分はまだ関係ないもんね。まだ先の話でしょ。」などと言っている人は非常に危険。
最低でも20年先までのトレンドや傾向を予測して、自身のキャリア戦略を構築&実践した人だけが生き残れる社会になると予測します。
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2034年までに起こる変化の予測
この章では、恐らく遅くとも20年後までには起こるであろうと予測される変化を3つピックアップしました。
私たちの働き方だけでなく、生き方そのものに影響を与える変化にフォーカスして書いていきます。
① ホワイトカラーの年収は特定の人しか上がらない
まずはズバリ、「ホワイトカラーの年収は特定の人しか上がらない」です。
今の社会では、肉体労働のブルーカラーワーカーはホワイトカラーワーカーたちよりも下に見られていますよね。
私の両親はブルー寄りのグレーワーカー(自営業)。せっせと働く両親を見て、私は子供の時から「私は絶対大学を出てホワイトな仕事をしたい!」と思っていました。
長らく、ホワイトカラーが一番給与がいいし、これからも変わらないのでは?と考えられていました。しかしAIの登場により、おそらく今後は逆転するのではという見方が強いです。
AIの唯一の欠点は身体がないこと。一方で学習したAIに人間の頭脳はかないません。
つまり、頭を主に使ってやる仕事はまず先に代替されていきます。そして、身体が絶対的に必要な仕事は代替が難しい。
私たちの多くが目指した&現在高給取りのホワイトカラーの仕事から減っていく可能性が高いのです。
一方で身体性が高い仕事ほどなくならないし、再評価されていくと考えています。
しかし、ホワイトカラーの仕事が全部なくなるかと言ったらそうではないと思います。世の中のを良くすることにパッションと創造力を持ち、組織を引っ張る存在は今後も人間であり続けると思います。
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また、逆にAIを利用できる側の人も需要や給与は上がるはずです。
一番厳しいのは、独自性、創造性やパッションのない仕事をPCの前でやっているワーカーだと予測できます。
つまり、ホワイトカラーの一部の人はこれからも需要も年収も上がるが、それ以外の人にとっては非常に厳しい未来になるかもしれません。
もちろん、変化が遅い日本なので、今すぐには変わらないですが、20年後までには十分起こりうる変化だと思います。
ホワイトカラーとして生存したいのであれば、独自性、創造性を持つこと、頭脳と身体両方を使う事を今のうちからできるようにすることでしょうか。
② 経営者+労働者の二刀流がメインに
今「二刀流」と言えば大谷翔平選手ですね。
働き方においても、これから20年以内に二刀流がメインになると予測します。
副業が解禁されたので、現在でも本業+バイトや副業という働き方をしている人はすでにいます。
しかし、重要なのは今後は経営者+労働者の二刀流にシフトしていくという点。ちなみに労働者=雇用形態関係なく賃金を受け取っている人です。
例えば、会社員+バイトだと雇用形態は異なりますが、両方とも労働者としての働き方。短期的に収入を増やす目的ならいいですが、どっちもコントロールは雇主が握っています。
一方、正社員やバイト+自分の事業という組み合わせであれば、最悪前者は切られても、後者は自分でコントロールできます。
他人に自分の人生のスイッチを渡さず、自らでコントロールできる部分を増やす働き方が、これからの時代に一番合っていると思います。
ちなみに、経営者というと社員のいる会社の社長というイメージを持ちがちですよね。しかし、ここの章では、一人でも自分で創ったのビジネスで稼げる人というイメージで「経営者」を使っています。
経営者には全部自分で決められるというメリットがありますが、事業が安定しなかったり、経済など外部環境に左右されるというデメリットもあります。
一方、労働者は働き方や賃金を自分で決められないという点が大きなデメリット。しかし、すでにあるプラットフォームを活用できる点や安定的に賃金が入ってくるという大きなメリットもあります。
つまり、経営者+労働者という二刀流の働き方は、それぞれのリスクとデメリットを補える、新しいメインストリームになるのではと考えています。
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③ 働かなくていい世界では、やりたいことがある人が幸せになれる。
3つ目の大きな変化は「働かなくていい世界では、やりたいことがある人が幸せになれる」です。
これに関しては、20年後というと賛否両論があると思います。正直私自身も、働かなくてもいい社会はいづれ来るだろうと思いつつも、かなり先になるのではとも思っていました。
しかし、①で書いたように、AIの発達と実装が想像以上に速いので、ほとんどの人が働かなくてもいい社会が実現するには20年あれば十分すぎると今は思います。
一方で、「事実上働かなくてよくなった人間がどう生きるか」という事が、本当に深刻な課題になるんじゃないかと考えます。
そういう世界で幸福度高く生きれるのは、やりたいことがある人。
例え多くの代替性の高い仕事をAIに任せたとしても、人ができる価値提供は絶対あるし、それに対価を払う人もいると想像します。
自分が好きなこと、得意なこと、やりたいことが明確な人は、お金の為に働かなくてもいい世界でも「仕事」を持ち続けることができるのです。
それはマッサージでもいいし農業でもいいと思います。
逆にそういったものがない人は、どう生きたらいいかわからない。そんな時代がそう遅くないうちにくるのではないでしょうか。
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ちなみにこの章の「働かなくてい世界」は、②の「経営者+労働者の二刀流」という内容と矛盾すると思われる人もいるかもですね。
実質働かなくてもいい世界が到来した時に、経営者+労働者の二刀流であれば、労働者の方の仕事はなくなるかもしれません。
しかし、経営者としての仕事の方は、思いっきり個人の興味や使命感、社会貢献を追求して続けられます。
つまり、個人的には経営者+労働者の二刀流というトレンド転換は、働かなくてもいい世界への移行期に必要だと考えています。
最後に
今回は「キャリア戦略力は未来予測力である」というタイトルで、20年以内に私たちの働き方&生き方を変えるであろう変化について予測を書きました。
2024年1本目ということで、簡単な記事ではなく、本当の意味で役に立つコンテンツを創りたかったので、いつもの何倍も時間をかけて書きました!
また、自分が今考えていることを残すことで、将来答え合わせができるし、個人的にも楽しみです。
2024年もみなさまの更なる飛躍と幸せをお祈りしています✨
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
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— 岩田芳枝@キャリアコーチ/産業カウンセラー/ヨガインストラクター (@Iwta_Yoshie) August 15, 2021
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