部下に話が通じないのは目を見ていないことが原因!?情熱所長シリーズVol.42
あなたの職場はどんな雰囲気でしょうか。朝、オフィスに来て誰もがこっちを向いて「おはよう!」と挨拶をしてくれる職場でしょうか。それともパソコンに向いたまま、ただ「おはよう!」と言っている職場でしょうか。
もし、後者の職場だとすると、メンバーのやる気は上がらず生産性の低い職場になってしまいます。また、心の病になってしまう可能性も高くなります。
今回も明るい職場の雰囲気をつくる方法を吉田部長と情熱所長の対話から教えてもらいましょう。
吉田部長
「情熱所長、忙しそうだね!」
情熱所長
『え、まあ』
「事務所に入ってきても、こっちを向いてくれなくて寂しかったよ!」
『すいません、今集中していたもので気づきませんでした』
「もしかして、普段も部下に同じことをしていないかな?
パソコンやスマホを見ながら、指示したり叱ったりしてるんじゃないかな?」
『どき、、、』(汗)
「最近、どこの現場に行っても所長さん達は忙しそうで
笑顔で迎えてくれることが少なくなったね」
『そうですね、最近そうなっているかもしれませんね』
「だから、ちょっと心配なんだ。
部下に指示するときや叱るときに、
ちゃんと部下の目を見てないんじゃないかと思って!」
『そうですね、自分が部下だったら、ちょっと寂しいですよね』
視線を合わせないと不安になる!
「そうだろう、上司がパソコンやスマホを見ながら話をしているようでは、
“この人は本気で言っているのか?私のことに関心があるのか?”と部下は不安になってしまう!」
『やってますね!反省です』(汗)
「まず、部下の方に体を向けて、2〜3秒で良いから部下の目を見る。
そして、〇〇くん、ちょっといいかな!と名前を呼んであげて
指示や注意を伝えれば部下は安心して話が聞ける」
『そうですねー!』
「上司が自分のことを真剣に考えてくれていると思えれば、
部下は耳を傾ける。
そうでなければ、耳を塞いでしまう!」
『部下が、“この人は私に話をしている!”と思えることが大事なんですね』
「そう、そのためにはパソコンやスマホから目を離し部下の目を見て話すことが大切なんだ!」
『できているようで、できていなかった気がします』
「部下の目を見るのは2~3秒、指示するときだって1分もあれば済む。
それで部下の一日のパフォーマンスも上がるとしら、やらない手はないよね」
『そうか、部下のパフォーマンスがあがるのか』
「部下だって上司の目を見て挨拶したり相談したりするようになる。
そうすれば職場の雰囲気も明るくなっていくんだ」
『そうか。上司から目を見るようにすれば部下も同じようにするわけですね』
2~3秒のアイコンタクトが部下のハートを掴む
「そうそう。でも、ずっと見続けている必要はないよ。
情熱所長がずっと見続けたら、部下は威圧されてしまうから、
2〜3秒目を見て、視線をネクタイや口元などに移して、
また目を見る感じかな」
『はい、やってみます!』
では、今回の質問です。
「部下はどんな目をしていますか?」
次回に続けます!お楽しみに!(^o^)v
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