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知らないから否定したくなる!若者を動かす原動力とは?

◆最近の若者は!


「最近の若者は…!」という声をよく耳にしませんか。


例えば、こんな声(記事)があります。
「最近の若者は、とくに組織からの離脱傾向が強いと一般にいわれるが...」
(就職希望ランキング 男子学生の1位公務員 女子学生の2位も公務員)
 
「そうだよな~」と
私も含めて多くの人が頷いてしまうのではないでしょうか。
 
実は、この記事は50年前の1974年の週刊労働のニュースなんです。
えっと思った方も多いと思いますが本当なんです。
 
他にも
「最近の若者は他人がどうしようと関心がない、朝出社して上司が挨拶をしても知らん顔」
【1977年 日経ビジネス】
 
「最近の若者はそつはないが妙にさめていたり、マイペースだったり」
【1986年3月23日 日本経済新聞】
 
「最近の若者は自分の信念を大切にしたいと考える一方『他人が自分をどう見ているか』という”他人の目”を気にし、他人への気配りにも神経を使っている。
 
また、『将来のための努力』より「毎日の生活』を楽しみ、安定志向が強く、親友とも適度に距離を置いてつき合っている」
【1986年9月28日東京読売新聞】
 
新人研修「指示待ち世代」の難しさ
【1993年4月17日毎日新聞】
 
※古屋星斗氏 リクルートワークス研究所 主任研究員
一般社団法人スクールトゥワーク代表理事
『ゆるい職場時代、日本企業の「育て方改革」最前線』より

 ◆なぜ昔の自分を忘れてしまうのか?



私たちが若者だった以前から
今感じていることを先輩たちも感じていたということです。
 
おまけに入社3年で三割が辞めてしまうという現象も
ここ30年変わっていなのです。
 
なぜ、10年20年経ってベテランになってくると
昔の自分を忘れて今の若者を理解できなくなってしまうのでしょうか。
 
その原因の一つとして若者をマネジメントできない理由を
若者のせいにしていると私は考えます。自戒を込めて。

それも無意識にしてしまっています。
 
だから、なぜ若者がそうなのか知ろうとしない。
若者を知らないという現象が起きてしまうのです。
 
人は知らない相手を警戒します。
警戒する相手のダメだしをして否定しだします。
 
警戒された若者も警戒します。
だから本音を話すことなく上司との距離を置くようになります。
 
そんな現象が職場で起きていないでしょか。
 
もし起きているとしたら、若者は自ら行動することはありません。
組織の目標も達成することはできません。

◆対話こそが人と組織を動かす原動力



ここはリーダーとして立ち上がって欲しいと思います。
まずは若者とお互いを知り合う対話をしてください。
 
若者本人がどんな人柄なのかなど関心を持って
例えば、どんなことを大事にしているのでだろうか?
今はどんな気持ちでいるのだろうか?
どんなことをしたいのだろうか?
 
と自問しながら若者に関心を持って対話をしてみましょう。
コツとしては、リーダーから話す自己開示をすると
若者も話しやすいので自己開示を意識してください。
 
例えば「私は皆が気持ちよく働ける職場にしたいと思っています。
ただ、今はそうなっていないので不安なところもあるんだ。
〇〇さんは、どう思っているかな?」
 
といように自己開示して若者の意見を聞いてみましょう。
出てきた意見を「そう考えているんだ。ありがとう」と
受け止め感謝を伝えることを繰り返せば本音が出てきます。
 
対話が少なくなった今の時代こそ
一見効率の悪いと感じる対話が
人と組織を動かす原動力になっていきます。
 
一日5分間の進捗確認のコミュニケーションや
週に一回の1on1ミーティングで若手の成長を一緒に伴走してあげましょう。
 
きっとお互いを理解し合える間柄になっていきます。
 

◆今回の質問

 
【若者はどんなことを大事にしていますか?】
 
それを活かすにはどうしたらいいか一緒に考えてみましょう。
 
次回に続けます!お楽しみ!
 


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吉田裕児@人と組織を咲かせる人財育成コーチ
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