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情熱所長シリーズVol.22 ~部下が落ち込んだとき、上司はどうする!?~

新年度がはじまり2カ月が経ちました。
新しいプロジェクトを任された情熱所長は、最近元気がありません。
どうしたんでしょうか?

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■誰でもつまずくときがある!

吉田部長
「情熱所長、ちょっと元気がなさそうだね!何かあったかな?」

情熱所長
『ええ、最近、吉田部長にいろいろと教えてもらって、
やってみるんですけど、なかなか上手くいかなくて、
自分って駄目な人間だなと思うんです』(泣)

「そうか~、最近元気がないなと思っていたんだ」

『今まで一人でやることは完璧にこなして来たんですが、
いざ、組織をまとめたり人を動かしたりする仕事は、
自分の思った通りにいかないんです!』

「そうか、情熱所長は、正直だね。
上手くいっていないことを上手くいっていないと自分で認められるんだから、
自分の現状を認められることは素晴らしいことだよ」

『そうなんですかね~。自信がなくなってきてしまいました』(涙)

「今はプレーヤーからマネージャーにステップアップしているところで
できないと感じることができるのは、成長している証なんじゃないかな」

『え、どうしてですか?』

■できないと感じるのはできるようになりたいから!

「できないと感じることは、できるようになりたい想いがあることだよ!」
『そうなんでしょうか、なんだかこのモヤモヤを取り払いたいんです』

「そうか、モヤモヤを取り払いたいんだね。
私も昔、情熱所長のようになったことがあったよ。
今まで躓いたことがなかったので、ともて落ち込んだねー」

『吉田部長も落ち込んだことがあるんですか』

■成長しようとする人には、必ず壁がくる!

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「ああ、あるとも。そのとき、私の上司に話を聞いてもらったなー。
そのとき言われたことが、“人には必ず壁がくる。
その壁を乗り越えてこそ、人は成長する!“と」

『壁を乗り越えてこそ、成長ですか、、、』
「そうなんだ。“自分をダメな人間だと思っている人に、
その壁は乗り越えられない!“とも言われたなー」

『う~ん、難しいですね、、、』

「今すぐ結論を出さなくてもいい、もう一度考えてみようか?
情熱所長にとって大切なことはなんだろうか?」

『私にとって大切なことですか!?』

「そう、情熱所長にとって大切なことは、自分をダメな人間だと決めつけることだろうか?」
『・・・・・・・』(沈黙)

「大切なことは、今の現実を見極めることだと思う。
自分は何がしたくて、何ができていないのかをはっきりさせることじゃないかな」

『自分は何をしたくて何ができていないのか、ですか?』

■できない自分を受け止める。許してあげる

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「そう、そして、その現実を受け止めること
できない自分を受け止めて、許してあげよう。
できないことはできるようになればいい、できない自分に決着できない限り
いつまでも過去に執着するばかりで、次に進むことはできないよ」

『そうか、私はできない自分を許せないだけなのか、
だから、モヤモヤしているのかー。
できない自分を許してあげれば、そこからスタートになる!』

「いいねー。気がついたようだね!
それができれば、もう怖いものはない。
次は、自分が何をしたいか、もう一度考えてみよう?」

『そうですね、会社から言われている目標以上の結果を出したいですね!』

「じゃ、そのためにやるべきことをもう一度考えてみようか!」
『はい、考えてみます!』

「最後に、人は誰でも躓く、それは情熱所長の部下にも起こること。
だから、そんな時がきたら、情熱所長も同じように話を聞いてあげて欲しい!」

『そうですね!それ、大事ですね!』(笑)

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さて今回の質問です。
「部下がつまずいているとき、どんな言葉を投げかけますか?」

部下が落ち込んでいるときの上司の振る舞いは、簡単ではないかもしれませんが、以下のことを押さえておくと部下も安心して相談できるようになります。

上司の振る舞いのポイント
・正解を出さなくても良い
・部下の話を黙って聴く。沈黙を恐れない
・一つ一つを受け止めてあげる。許してあげる
・どうなりたいかを聴いてあげる
・自分の経験を話す

そのほか、普段から部下への関心を持ち観察していれば、相談しやすい上司になっていきます。

次回に続けます!お楽しみに!(^o^)v

拙著「部下が変わる本当の叱り方」明日香出版社を読んでいただけると、上司としてのスキルをより深く学ぶことができます。



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吉田裕児@人と組織を咲かせる人財育成コーチ
上司と部下が生き生きと活躍できる職場作りを目指しています。いただいたサポート費はさらなるクリエイティブな活動に使わせていただきます。