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オホーツクの発酵企業、環境大善のラボに潜入してきました!

北見工業大学に初潜入。今日は先日お会いした環境大善さんの研究室を訪問した。

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環境大善さんは、牛の尿を発酵させた液のもつ消臭力に注目して販売を始めた会社だ。現在の会長さんが発見したその消臭効果は、大学での試験でも明確に結果が示されている折り紙付き。

どうしてその消臭効果が発揮されるのかは不明だが、なぜか確実に効いている。しかも、その効果はどうやら消臭だけでは無いらしい。その液体は、農業にも水産業にも使えるとのこと。土壌にかければ良い作物が取れるし、養殖場にまけば魚が多く取れるようになる。実感できるその効果が話題を呼び、今では海外にも輸出されている。

そして、その不思議な効果の理由は未解明。

環境大善さんは、「効くんだから良いじゃない」でとどまらず、その機構の解明に乗り出した。そうしてできたのが、北見工業大学内の研究室だ。

話は戻って、北見工業大学の研究室訪問。久々の大学にワクワクしながら入っていく僕と幸枝さん。案内されたラボの中には様々な分析機器が置かれている。「工業」大学の中にあるが、施設は完全にバイオ系研究室。

植物の遺伝子の研究していた僕らにとっては、いつも夜遅くまで通い詰めた大学に戻ってきたかのような懐かしさ。あぁ、あの頃は本当に朝から晩まで、毎日毎日、よく頑張ってたなぁ・・・。研究室に炊飯器を持ち込んだ後輩が怒られていたなぁ・・・。

そんな個人的郷愁を誘う研究室は、環境大善さんからの寄付講座という形で作られている。環境大善の発酵液の不思議な機能のメカニズムを解明するために、あらゆる角度からから分析を試みているとのこと。その結果、発表前ではあるけれど、いくつも面白い発見、特許に結びつく発見が生まれているらしい。

確かに、原因は分からないけど効果ははっきりしている物質、研究材料としてはソソられる。うまくいけば、比較的簡単に論文が書けるかも。

研究室訪問の後は、会社の方にも案内していただいた。そちらはそちらでかなり素敵。

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可愛らしいロゴ、紳士に語られるコーポレートメッセージ、清潔感のある工場、そしてそこで働くスタッフさん達、ちょっと遊び心のあるユニフォームもいい感じ。北見にこういう会社さんがあったとは。

お土産に頂いた発酵液「KIE~RU」セットも包装紙から、箱から、中身まで、全部心憎いまで可愛らしくおしゃれに統一されている。

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デザインやブランディングの威力ってこういうことなんだなぁと、何冊も本を読む以上に実感を持って教えてくれた。ここまでやるからあの「anan」に認定されるのね。


よくわからないけど効果はバッチリな溶液を販売していた会社から、牛の尿という環境問題を最高に良い形で世の中に活かす方法を、誰よりも知っている会社へと進化を始めている環境大善。魅力的な会社が、地元オホーツクにあってとても嬉しい僕たちでした。

僕らも一緒になにか研究していきたいなぁ。環境大善の発酵液で、苗木を作り続けてかなりお疲れ様の我が家の畑は、はたして見事に生き返るのか?なんて感じでね。

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吉田拓実|さいこうファーム OKHOTSK BIHORO
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