偏食気味の2歳児よろこぶ、おひさまもち麦ごはん もち麦について論文も調べてみましたよ!
わが家の2歳児怪獣つむぎは最近ちょっと偏食気味。好きなものはからあげとフライドポテトとハンバーガー。オホーツクの美幌町でアメリカナイズされた食事を嗜んでいる。それ以外のものも少しずつは頑張って食べてくれるけど、手間暇かけてつくったものに手をつけないこともざらにある。そんなつむぎがばくばくたべたのが「おひさまもち麦」ごはんだ。
もち麦ごはんでにっこにこ
「おひさまもち麦」。これは、先日ぼくが話させてもらった同友会で出会った、斜里郡小清水の今井ファームさんがつくっている商品だ。講演のお礼にと送っていただいたのだ。ありがたや、ありがたや。
長方形の茶色のダンボールの箱に、オレンジのシールでライン。箱を開けてみるとオレンジのつつみに入った可愛らしいラベル付きのおひさまもち麦。洒落ている。これは、すごく洒落ている。
HPも素敵だし、今井ファームさんはやはりただモノではないなと思いながら、お米2合にもち麦1/2カップを混ぜて、炊飯器のスイッチをオン。
ピーピロリロリン
炊けた。ほんのり黄色のもち麦が白米に混ざり、なんだか美味しそう。茶碗によそって、食べてみる。「はい、美味しい」。ぷっくりとした麦の食感がなんとも言えない。ごま塩をふって食べると、ご飯がすすむ。
一方、その頃ぼくの左ななめ前に座る、2歳児偏食気味元気いっぱい怪獣は・・・。
大きな口でばくり、ばくり。満面の笑みで「おひさまもち麦」ごはんを頬張っているのでした。
麦ごはんってすごく美味しいのね。
(たまには博士なのを思い出して)もち麦の機能性について論文を調べてみました
と、いつもならここで日記を終えるのですが、せっかくなのでもち麦ごはんについてちょっとだけ調べてみました。「もち麦」とぐぐってみると、トップに出てくるのは大企業の麦ごはん促進サイト。
「ほうほう、麦ごはんっていうのはこういう企業も健康の切り口で押してるのねぇ」
サイトをチラ見しながら。農学博士らしいところをみせたいと欲をかき、もち麦に関する論文をリサーチ。そしてみつけたのがこの2つ。
「もち麦消費者の消費行動」
「大麦β-グルカンの機能性について」
※タイトルクリックで論文に飛べますよ
1つ目の論文は、タイトル通り、どういう人がもち麦を食べてるのかな?今後、普及するためにはどんなポイントを抑えたらいいのかしら?という内容。マーケティングに興味がある人は面白いかもしれない。ぼくがここから学んだのは「もち麦の機能性成分=大麦β-グルカン」という部分。
その大麦β-グルカンって実際どうよ?というのをまとめてくれているのが2つ目の論文。つまるところ、日本はもちろん諸外国でも大麦β-グルカンは健康に影響する機能を持っているよ!とのこと。
具体的には、アメリカとカナダでは冠状動脈疾患のリスクの低減、欧州ではコレステロール低下(その結果心臓疾患リスク低減)、血糖値上昇抑制、排便促進が認められているらしい。日本でも血中コレステロール正常化、食後血糖値上昇抑制、満腹感の維持について「機能性について肯定的な根拠がある」と認められている。
「へぇ、大麦すごいねぇ。満腹感の維持っていうのもいいねぇ」
なかでもぼくが一番関心をもった内容は、日本人を対象にした大麦摂取試験の結果。BMI25以上の成人男女50名を白米パックライスを1日2回食べてもらうグループと30%もち大麦配合パックライスを1日2回食べてもらうグループに分け、12週間かけて実験を行ったところ、腹囲と内臓脂肪面積が有意に下がっていたのだ。
「まじか、すごい」
普通に食べるよりむしろ美味しいもち麦ごはんを食べ続けるだけで、脂肪も減らせるなんて・・・。ぼくも積極的に麦ごはんを取り入れようかしら。
今井ファームさんありがとう!
ということで、もち麦ごはんに大喜びのぼくとつむぎとゆきえさんなのでした。今井ファームさんありがとう!わが家でも麦ごはん率が上昇しそうです。