ヒーロー・ヒロインになる場をメンバー全員につくる =自律するチームのつくり方=
人は、組織の中で“自分が活躍している”と認識できると輝きます。その活躍を称賛される場があるとモチベーションが上がります。
そのため、いろいろな会社では優秀な社員を表彰しているのだと思います。
でも、成り行き任せでは、仕事ができる特定の人しか表彰されませんし、恐らく半数以上か3分の2くらいの人達はその競い合いで勝とうとは競い合いが始まる前から思っていないのではないでしょうか。
つまり、表彰制度を運営する側が意図する競い合いは、勝てる可能性のあるごく一部の優秀な社員の間で繰り広げられているにすぎないということです。
そこで、会社組織全体からみると小さなチームの中では、チームのメンバー全員が輝いてモチベーションがあがるよう、一人ひとりに、『チームのヒーロー・ヒロインになる場』をつくってみてはいかがでしょうか。
その人が得意なことに焦点を当てて、その人のおかげでチームのみんなが助かったとか良い気分になったという機会をつくるのです。
みんなの前でその活躍を称える(=ヒーロー・ヒロインになる)ことありきの仕掛けづくりです。
仕事そのものでもよいですし、陰で支えることでもよいですし、飲み会の幹事でも構いません。半年に1回は必ず全員が『チームのヒーロー・ヒロインになる場』を持つ。
リーダーがそれを意識して動き出すと、チーム全体も活気づくのではないでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。