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トロントのアートショーで個性的なアーティストに出会いました。
4月23日(土)、2年余ぶりに会場を一般入場者に開放した現代アートの大掛かりなショー、「アーティスト・プロジェクト」に行ってきました。会場は、トロントダウンタウンに近く、オンタリオ湖畔も目と鼻の先の催し物会場、エキシビション・プレース内のクイーン・エリザベス・ビルディングです。
一般客の入場時間を少しづつずらして、同じ時間帯に混雑しないようにした以外には、すべてオープンな感じで、それでも、さすがにマスクを付けた人々が9割近くいたと思います。(写真をポチすると拡大画面になりますので、よろしく!)
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たくさんのアーティストがそれぞれにブースを構えて自作を公開しているわけですが(販売もします)、私がとりわけ好きだったアーティストはこの人です。
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アーティストのヴィクトル・モレフ(Vitor Molev)さんは、ロシア出身(1955年生まれ)ですが、1990年にイスラエルに移住、その後、2006年に家族とともにカナダに移住しました。
子供のころからアートに興味を持っていましたが、ロシアでまず建築学を学んだあと、10年ほど建築の分野で働き、その後、プーシキン・オペラ・バレエ劇場でセット・デザイナーとなり、その後のクリエーター、アーティストとしての活動の基礎を築き上げることとなりました。
上のヴィクトルさんと私の写真、背景にある絵を、拡大してよく見ていただくと、驚くほど精密に、また人物はとても表情豊かに描かれているのがわかります。
下の写真は、とても小さいものですが、残念ながらややピンボケで申し訳ありません。
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何とも言えぬ渋味とユーモアを湛えています。表情が豊かです。彼のブースには多くのお客さんが訪ねてきていました。
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次の写真には、QRコードが出ています。これにスマホのカメラを向けると、ヴィクトルさんのウエブサイトにアクセスできます。こちらに行っていただければ、彼の作品をもっとたくさん見ることができます。便利な世の中になったもんです!
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