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[カロリーは気にしない]人生を変える10個のグルコースハック〜その3〜

こんにちは。早くも第3回のお話になりました。

今回はカロリーについてのお話。

誰しもできるなら太りたくないとは思っていても、日々運動するような習慣をつけるのも簡単ではありません。

そうなるとついつい摂取カロリーを減らそうと、お弁当のシールにあるカロリーが気になってしまいますよね。

ですが、糖質の専門家はこう言います。

「本当に気にするべきはカロリー量よりも、そのカロリーの中身だ」

どういう意味でしょう?


もちろんいくらカロリーを気にしないと言っても、1000kcalのフライドポテト
5000kcalのフライドポテト


を比較したときに、後者の方が健康に悪影響なのはいうまでもありませんよね笑

では、全く同じカロリーだけど違う食品を比較したときはどうなるでしょう?

研究者は2人の被験者に全く同じ2000kcalの食事をとってもらい食後の血糖値を比較しました。

その結果
1人は食後にとても大きな血糖値の上昇と下降がみられましたが、もう1人の被験者の血糖値はとても穏やかな上昇と下降がみられました。

これらの違いは、食品に含まれる成分によって生まれます。
同じカロリーでも食事内容によって血糖値の動きに大きな違いがあることがわかったのです。


カロリーとは、その食品をガソリンとして燃やしたときにどれだけのエネルギー(熱量)を生むかという指標です。

専門家はドーナツとアボカドを例にあげています。

・日本の一般的なドーナツは1つあたり約215kcal
・対してアボカド1個(可食部のみ)のカロリーは約267kcal

カロリーだけ比較するとアボカドの方が意外にも大きいのですが、食後に大きなグルコーススパイクが生じてしまうのはドーナツの方です。

なぜなら
ドーナツの主成分は砂糖でんぷん
アボカドの主成分は脂質食物繊維

で構成されているからです。

脂質は1gあたり9kcalです。
糖やタンパク質は1gあたり4kcalなのと比べると、脂質はエネルギー効率が良いだけでなく血糖値を上昇させる働きもありません。

さらに、糖質は消費されないと確実に体脂肪になりますが、脂質は多少摂り過ぎたとしても皮膚や髪の毛などの細胞を作ることに使われるので必ずしも体脂肪になるわけではありません。


話をまとめると
カロリー表記は、そのカロリーの中身まで教えてくれません。

もしダイエットや健康を考えているなら、あなたが食べ物を選ぶときカロリーだけでなく、その下に記載されている成分にも注意してみてください。

何を食べるか悩んだときの指標になればと思います。
ではまた次回!


(余談ですが私が海外で生活していたとき、スーパーやレストランにはシュガーフリーやグルテンフリーの商品が豊富にありましたが、日本では滅多に見つけられません。日本でも手軽に手に入るようになればいいですね)


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