30代の生活が老後の認知症リスクに影響を与える?
アルツハイマーの発症リスクは若年化傾向にある
アルツハイマー病が年々増加しており、発症する年齢も若くなっていることをご存知でしょうか?今回は、そんなアルツハイマーに関する研究をご紹介します!
その研究は
と題されており、35歳から50歳までの3,200人を対象に、38年間にわたって追跡調査を行った大規模な研究です。
この期間中、血圧や脂質、血糖値などのデータを詳細に収集しました。その結果、35歳から40歳の間に血糖値が高かった人は、老後にアルツハイマー型認知症になるリスクが14.5%高いことが明らかになりました。
血糖値の高さが認知症リスクに影響
アルツハイマーの原因はまだ完全には解明されていませんが、代謝異常やインスリン抵抗性が、原因物質であるアミロイドβタンパク質の蓄積に関与していると考えられています。
そのため、アルツハイマーは「3型糖尿病」や「脳の糖尿病」とも呼ばれることがあります。実際に、アルツハイマー患者の脳ではインスリン抵抗性が高いことが確認されています。
生活習慣でリスクをコントロールできる可能性
一方でこの研究結果は、アルツハイマーの発症リスクが遺伝だけで決まるものではないという希望を示してくれました。
つまり、将来のリスクを減らすためには、今の食生活や運動習慣が非常に重要だということです。
私自身もこの研究を知り、生活習慣により気を使うようになりました。
皆さんも、今の生活を少し見直し、将来の健康のために備えてみてはいかがでしょうか?
最後に
血糖値に関する記事を書いています。グルコースハック3と5は無料で公開しているため興味があればご覧ください!
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