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私は「誰が書いているか」をそこそこ重視するほうです

noteはコンテンツをクリエイトして公開する場。

SNSとは違うけど、個人の「作品」を発表する場であり、スキやコメントで交流することも可能なプラットフォームですよね。

ブログやYouTube、音声配信なども同じなんですが、ネット上における個人の表現の場というのは、運用形態(目的)として、「2つのパターン」があると思っています。

その2つとは何でしょう?

1つは「コンテンツ重視」の運用、もう1つは「ファン重視」の運用と言えるようなことです。

1.コンテンツ重視の運用

コンテンツ重視の運用では、文字通り記事の内容勝負です。
誰が書いたかは、あまり関係ありません。

例えば、マニュアルやトラブル対策などの文書であれば、その情報によって問題が解決さえすればいいですよね。

ノウハウ・ハウツー系などもそうかな。
「某テーマパークを楽しむ裏ワザ」「サブスクの解約方法」「一眼レフの選び方」「○○汚れの落とし方」などは、情報自体に価値があります。

発信者が老若男女のどんな人だろうが、ほぼ気にしません。
内容が詳細かつ正確で、知りたいことが網羅されていればいい。
(※信頼性のため、プロフィールはある程度見られることはある)

極端な話、その情報を書いたのが、人間じゃなくてAIでも猫でも問題ないです。

とにかくコンテンツの中身が命。

2.ファン重視の運営

一方で、ファン重視の運営方法もあると思います。

すでに芸能界やスポーツ界、ビジネス界などで有名な人はこちら。

もちろん、業界の情報が中心でしょうが、読者は「その人だから見る」のであって、日記や宣伝、プライベートショット、何食べた、などもコンテンツとして価値があります。

ただ、一般の個人でも、インフルエンサーを目指している人などは、個人のキャラを売っていくタイプの活動をしている人はいますね。

「ファン」と言っても、別に芸能人や有名人のように、リアルで人気が出ないといけないわけじゃありません。

名もなき一般人同士で、「なんかこの人いいな」と思ってもらえて、固定客がついたら、まずは成功ってこと。

そうなると、役立ち情報じゃなくても、日常の一コマとか、ライフスタイルなどの発信でも読んでもらえる、という運用パターンです。

本名や素顔を出さなくても、時間をかけてうまくやれば、その人自身のキャラにファンが付くことも可能だと思います。


どちらの運用かを意識するのは大切

上記のどちらか、きっちりと分かれているわけじゃなくて、実際には両方の要素が入っていることのほうが多いとは思います。

ただ、自分はどちらのタイプで、どちらを目指しているか、または現在はどちらのフェーズか、ってことは認識しておいたほうがいいです。

というのも、noteではこれらが「ちぐはぐ」になっているのをよく見かけるから。

「どこの誰だか分からない一般人の日記など、誰にも読まれない」って話はよく聞く話だし、確かにそう思います。

なのに、プロフィールを一切明かさずに、日記風の投稿をアップして「スキ、フォローをお願いします」って書いても、そりゃ厳しいだろう、と思うのです。

素性を明かしたくないけど、スキやフォローを得たいなら、「強力な有益情報」か、「抜群に面白い作品」を投稿するしかありません。

逆に、少人数でもいいからファンを作りたいとか、小さなコミュニティを形成したい場合は、ある程度の自己開示やキャラを押し出すことは必須だと思います。

少なくとも性別や年代、経歴などの「属性」の情報がないと、読者側もしっくりきません。

私は「誰が書いているか」が気になるほうです

個人的には、「どんな人が書いているか」がある程度分かるほうが安心できるし、内容もちゃんと読んでいると思います。

アイコンとプロフィールだけでは、年代も性別も分からないことも多く、記事を見ても不明ってことは多々あります。

若い人と思っていたらわりと年配だったり、女性と思っていたら男性だったり、その逆もありますね。

なぜある程度重視するか、というと、「全く同じ内容」を言っていても、立場によって、その意味が全く違ってくる場合があるから。


人間というのはバイアス(先入観)があって、1つの意見を聞くと、「そうなのか」と鵜呑みにしてしまう可能性があります。

でも、夫と妻、上司と部下、店と客、親と子、など、立場によって意見が対立することはよくあることだと思っています。

私は、できるだけ一方向からの意見だけではなく、双方、あるいは多面的に物事を見るようにしたいと考えています。

働き方、生き方、家事、子育て、学びなど、いろんなコンテンツがあるとして、「こういう人が言ってるから納得」「こういう人が言うと意外」などの気付きや発見があるほうが楽しい。

そういったことから、「誰が書いているか」はわりと重視する派、なのでした。

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