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【運動療法×機能解剖】クラムシェル運動の再考:TFLの過活動を抑え、中殿筋を効果的に鍛える方法
こちらの記事では、大腿筋膜張筋と中殿筋、小殿筋の研究である
”The functional anatomy of tensor fasciae latae and gluteus medius and minimus”(日本語訳は「大腿筋膜張筋と中殿筋および小殿筋の機能解剖」)
の考察編となっています。
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今回の内容としては股関節に関する本研究で明らかになった機能解剖の結果とクラムシェルエクササイズについての関連を検討し、より効果的な方法について考察する内容です。
以下にまとめましたのでどうぞ。
1.【はじめに】
クラムシェル運動(側臥位で股関節外旋・外転を行うエクササイズ)は、中殿筋の強化を目的として広く用いられています。
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