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ありのままと四つの自我
ありのままとは何か
ありのままの素顔
ありのままの身体
ありのままの主観
ありのままの自我
ありのままの自分
どれもありのままだ。
人は客観的にものごとを
みることができない。
どこまで行っても
主観の癖からは抜け出し難い。
複雑でたくさんの自分を統合し
自分というものが在る。
素顔や身体は親から直接受け継ぎ
特徴は何代も前の
ご先祖様の遺伝子やDNAからも
選択されて受け継ぐ
先祖返りのような特徴も出る。
名古屋に来て随分経つ
数回外国人と間違われた。
火災現場で警察官に
「日本人ではないですよね?
在留カードお持ちですか?」
スーパーの入る駅ビルのエレベーター
年配の男性に「何階ですか?」と
聞くと「日本語、上手ですね」
いったい
どこの国の人と思われたかはわからない
何か先祖帰りの特徴でも出ているのだろうか
両親共に日本人なのに。
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心を構成する要素は複雑だ
生まれたばかりの純粋意識
生まれてから
両親に造られた自我意識の核
成長しながら社会において
自分でくっつけた自我
共に成長する顕在意識と潜在意識
顕在意識の一部である自我
三つ子の魂百まで
母親から与えられた身体的愛情
その違いは雲泥の差を生む。
他者への信頼
自分への自信
切ないものだ。
自我の固定観念の4つ
自他共に否定
自分肯定、他人否定
自分否定、他人肯定
自分肯定、他人肯定
一つ目は自他共に否定
子供の頃の厳しい環境やしつけが
子供の罪悪感を強くする
敏感な子供は自分の心を自分で傷つける
人生を楽しむということを思えない。
二つ目は自分肯定、他人否定
わがまま
自分を否定する感情を受け入れられない
劣等感を刺激されると
相手の自己重要感を
傷つけて自分を守る
他人に自分の感情を映し出し
自分の負の感情を発散する
肯定は表面的なもの
薄いベ−ルの下は自分の否定だ
自分は優秀ではないと
深層意識で思っている
それを認めたくない
そのために誰かに能力の無さを
見つけられたと思うと攻撃を始める
懸命に相手を否定し、比べ競い争う。
三つ目の自分否定、他人肯定。
子供の頃にあまり褒められていない人だ
子供の頃の無力感を引きずっている
人生が他者依存になり
外の価値観に引きずられやすい
三つの自我は入り混ざり
環境によっても変化する。
四つ目は
自分を肯定し他人も肯定する
自身の体験、苦しみ、悲しみ
挫折を契機に始まる心の試練
鍛錬によって得られる心
生来の気質ではない
知ったとて行ったり来たり
完全な肯定の道は遠い
見方が変わるので苦しみは少なくなる
自分の顕在意識、自我の動きを
見ることによって得られる第三の眼
ありのままを受け容れる
自分を愛することが始まりだ。
自分を愛し他人も愛す
自分を肯定し他者も肯定する。
考えは言葉にしたら
それで良し
他人の考えは受け容れる。
同調するわけではない
同意するわけでもない
そういう考えや意見もあるのだ
ただ受け容れる
多様な世界は発信すれば
誰かが違う形で受け取る
価値は必ず広がり
また誰かが発信する
多様で穏やかな世界は、
少しずつ多くの人の心に広がって行く。
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