中学社会科のネタ帳その⑩大化の改新〜壬申の乱
公地公民のスローガンのもと、租・調・庸といった税制が定められていきます。これも唐を参考にしています。それぞれの意味は以下の通りです。
租→田で収穫した米を納める
調→布や特産物を納める
庸→都での労働、あるいは布を納める
さらに大化の改新後、中大兄皇子は天智天皇となり、国造りを進めました。
しかし彼の死後、息子である大友皇子と弟である大海人皇子との間で後継ぎ争いが起こります。これを壬申の乱と言います。
この戦いは大海人皇子が勝利します。大海人皇子は天智天皇の生前に出家をしていました。この時代、本来は兄弟である大海人皇子が次期天皇の候補。しかし息子である大友皇子を後継ぎにしたい天智天皇の思惑がありました。
天智天皇の思惑から逃れるため出家をし、天智天皇の死後に、大友皇子を討ちます。大海人皇子、なかなかクレバーな人物です。
大海人皇子は勝利後に天武天皇となりました。彼は律令国家を作ろうとしていました。律令とは、今で言う法律のようなもの。
法律にも犯罪を罰する刑法や個人間のトラブルを解決するための民法など色んなジャンルがあるように、律と令それぞれにジャンルがあります。
律→主に刑罰の決まり
令→主に政治の決まり
です。
国の基本となるルールです。これもまた、唐を参考にしたものでした。
天皇中心の国家を作るために、さらに色々な取り組みが行われていきます。
続きは次回です!