【便秘】長年誤魔化しつづけてきたけど、ついに限界を迎えた日の話
こんにちは、よるさんぽです。
幼いころから便秘体質だった私の身に起こった、もう二度と経験したくない便秘の話について書きます。
要はウンチの話です。なので、苦手な方はそっと閉じでお願いします。
便秘歴30年以上
既に述べましたか、私は子供のころから便秘体質でした。最も古い記憶は小学校1年生の時に、初めてトイレで何時間踏ん張っても出ない、という経験をしたことでしょうか。最初はびっくりしたものの、何度も繰り返すとそれが慣れて普通になってしまうんですよね。喉元過ぎれば、じゃないですけど、今思うとただ恐ろしいです。
身体からのサインはあったのに、無視していた
昨年の春頃の話です。よく目にする理想のウンチとは、バナナ状で、スルンと出て、本当は毎日が理想だけど3日以内なら正常、みないなやつですが、当然どれにも当てはまらず。むしろその逆で、4~5日出なくて、そろそろマズイな~と思ってから摩擦を伴いひねり出す始末。理想とは程遠いけど、それが普通でした。
どうしようもない食生活
ちなみに当時、運動習慣はなく、その週は、インドカレー(チーズナン付き)、侍マック、コンビニスイーツなどを好きなように食べていました。添加物と小麦粉物のオンパレードですね。(わが家は夫婦そろって外食好きなのです)
ダイエット茶に手を出した
更によくなかったのが、楽にお通じをしたいと頼った、ダイエット茶でした。センナのような下剤の成分が無いし、口コミもよかったので試してみました。出したい日の前日に飲むといいような事が書かれていて、最初はわりと快適でした。むしろ、このお茶を見つけられたことにより、「薬飲まなくていいし、もう排便ラクショーじゃん!」くらいに思っていました。
不摂生のツケが回ってきた
食事内容を見直すこともなく、運動もとくにせず、便秘の時はお茶で出せばいいと思っていた私は、ついにその日を迎えます。土曜日のことでしたが、前日の金曜の夜に、例のダイエット茶を飲んでいました。便秘4日目くらいでしたが、「昨日お茶飲んだし、出るでしょ」と余裕で構えていました。その日も朝食は食パンだったことを覚えています。
11時頃だったと思います。ゆるく、弱く、体の遠くのほうに若干の便意を感じました。やっときた、これを逃したくないと、トイレに入りました。
「いつものやつ」だと思っていたのに、、、
出そうで出ないはこれまで何度も経験しているので、時間をかければイケると思っていました。緩急をつけて踏ん張れば、先が出て、あとは時間があれば大丈夫と。しかし、どんなに頑張っても頑張っても、入口のところまできて、そこから先はビクともしない。しかも、戻るに戻らないというかつてない危機的状況。
「え?ヤバい?辛い、どうしよう、どうにもならないんだけど?」時計はとっくに12時を回り、徐々に焦りが出てきました。何とかしなくちゃ。
この時、主人も居たのですが、「ごめん、長い長い戦いになりそうだ」と伝え、主人にはマンションの共用トイレに行ってもらっていました。
予想もしなかった長期戦、踏ん張れど踏ん張れど、、、
トイレの壁を見つめながら、排便を促すポーズをとってみたり、これが最後の踏ん張り、を何回か繰り返してみたり。トイレで格闘するとか言いますが、あの時の私は間違いなく闘っていました。でも、時間が無駄に過ぎるだけで一向に状況は改善しません。
さすがに、絶望感が漂ってきました。トイレから出るにも出れず。主人にお水と酸化マグネシウムを持ってきてもらい、飲みましたが、当然、何も変わりません。即効性がないことは知っていましたが、藁にもすがる思いでした。
さすがに格闘に疲れ果て、少しトイレから離れてみたりもしました。やりようがないので、ナプキンを当てて…。辛くて、情けなくて、どうしようもなかったです。うつぶせになったり、ベランダで体を動かしてみたり。
ですが、結局状況は変わらなかったです。
とうとう病院へ
14時過ぎてからでしょうか。悲壮感いっぱいでトイレに戻った私は、「これ、病院行くしかないやつ」とようやく思い立ち、携帯で調べはじめました。調べている途中で、自分で摘便しようとして死んだ人の話を見てしまい、余計に落ち込みました。
土曜日の午後だったので、病院も無理かもしれないと思いました。
幸い、家から1キロ以内の所に、お腹専用外来のある病院が見つかりました。しかも、15時半受付開始。ダメもとで病院に問合せの電話をしました。排便のことで困っていること、11時から既に4時間くらいトイレに入っているがどうにもならないことを伝えました。
すると、何かしら処置ができるかも知れないので、とりあえずお越しくださいとのことでした。ようやく希望の光が見えてきました。
病院での診察
正直、歩くのも辛かったのですが、(お尻に異物を抱えているので)、病院へ向かいました。受付を済ませた後、診察開始までがとても長く感じました。
待合室の椅子がありましたが、座れるわけがありません。しんどいけど立ったまま待ちました。診察が始まり、程なくして呼ばれました。お腹専門外来があるとはいえ、おそらく内科の先生だったと思います。今朝からの経緯を説明した後、お尻の診察をしてもらいました。
「あ~、これウンコはまちゃってるね」と医師のひと言。
え、どうなっちゃうんですか私~?(内心)
専門のスタッフを他院から呼ぶから、ちょっと待っててくださいといわれました。とても有難いお言葉たったのですが、もう本当に余裕がなく、「スタッフさんくるまで時間かかるなら一度帰ってもいいでしょうか?」と聞いていました。
結局そのまま病院で待つのですが、とにかくしんどかったです。待ち時間は10分くらいだったのですが、とにかく長く感じました。
そして処置がはじまる
ついに担当の看護師さんから呼ばれ、診療室に入りました。ベットに横になり、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、はじめて摘便を経験しました。中年のベテランぽい女性の看護師さんでした。手袋をはめて、ちょっと失礼するね、といって私のウンチを掻き出してくれました(涙)。
「あ~、これじゃ無理だよ」と看護師さん。
「そ、そうですかぁ~(泣)」と私。
情けない姿で、情けない声を出しながら、看護師さんに身を任せました。
コロコロしたものが、だいぶ詰まっていたみたいです。
詰まっていたウンチが掻き出されると、ようやく呼吸ができるような気がしました。その看護師さんには、感謝してもしきれません。
その後さらに浣腸、CTスキャンをしました。CTの結果は異常なしでした。再び診察を受けると、「キョーレツな便秘だったね!お年寄りだと直腸破裂して死んじゃう人もいるからね」と言われました。その時、苦笑いしたのを覚えています。
自分の踏ん張り方を思い返すと、全然その可能性あるじゃんと思ったからです。シャレにならない。
そして、整腸剤とボラギノールを山ほどもらい、帰路につきました。生まれ変わった気分でした(笑)。いや、本当に笑えるようになってよかったです。
小麦粉製品の食べ過ぎは危険
その日は、こんにゃくゼリーを食べました。しばらくは、食べ物を口にするのが怖くなりました。特に小麦粉製品。美味しいけど、腸内にへばりつき、悪さをするみたいです。腸の潤いを奪うので便秘体質の人はなるべく控えたいところです。パン美味しいのに(涙)。
市販薬、ダイエット茶に頼りすぎは危険
さらにダイエット茶も、よくなかったみたいです。センナの代わりにキャンドルブッシュという植物が入っていました。センナの仲間みたいなもので、腸を刺激するタイプの作用があります。怖いのが、常用すると効かなくなってしまうところです。
「そもそもお腹を下すということは、体に合ってないということなんじゃないか?」とようやく市販の下剤に疑問を抱くようになりました。
摘便なんて二度ゴメンだ!!
やっぱりお尻にウンコがはまってるって、異常事態だし、素人案件ではないです。5時間はまってるだけでも死ぬような思いでした。摘便によって救われましたが、こんな経験しなくていいならそれに越したことはありません。
その後、処方された整腸剤を飲んだら、魔法のようにスルンと出たので感動しました。だって、力まないし摩擦がないのですから。「え、世の中ってこれが普通なの?みんなこんななの?」大げさかもしれないですが、ちょっと信じられませんでした。
それだけ異常だったということなんですけどね。そういう状態になる前に、ちゃんと改善しないと駄目だったんですね。
便秘薬の限界と、究極の便秘を味わいました。 その後も、性懲りもなく他の薬、、、というか漢方薬に手を出しますが、体質改善が1番効果的でした。現在は薬がなくても、なかなか快便な日を過ごしています。
長文お読みいただきありがとうございました。
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