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現代洗脳のカラクリ 私達は今も騙されて続けている

どうも、ロカキヤです。

今日は、苫米地 英人さん著の「現代洗脳のカラクリ」について要約と感想を書きます。

本書は、現代の洗脳についてや洗脳からの身の守り方が書かれています。

まず、洗脳とは何か?

本書では

本人以外の第三者の利益のために、意図的に情報操作を加えること

と定義されています。

洗脳といえば精神的にギリギリまで追い詰めてこちらの思う通りに言うことを聞かせたり、よくわからない器具を体につけられて頭の中をいじくられてしまうようなイメージじゃないでしょうか?

本書の中で、そんなことはない、もっと身近なものが洗脳の方法として存在するというんですね。

それは、テレビ・新聞・広告がそれにあたるらしい。

・テレビや新聞は広告主に忖度した報道や誘導。

・広告は製品やサービスを購入させるために不安や虚栄心を煽る。

それぞれの利益となるように都合よく情報操作されているものを私達は見せられている。

変性意識とは

洗脳にかかりやすい状態は「変性意識に移行させてあげること」だと言うんです。

変性意識とは空想世界にリアリティをもたせて上げて、いわゆる没入状態にしてあげること。

例えば、ヤクザ映画を見終わって、なぜかいつもより強気になっている自分がいたり。

喧嘩をしたこともないような弱気な自分は忘れ去っていて。

CMでかっこいい車の助手席に美女を乗せたイケメンの運転手が颯爽とドライブしているのを見てこの車が手に入ればこんな美女とドライブ出来るんだ!と妄想してしまうことがあったり。

そのときには自分がイケメンかどうかは忘却の彼方にいっている。

確かに自分が何か行動を起こす時はこれをやったらこうなるという理想を思い浮かべているなと気付かされました。

まんまとやられていました。

オウム真理教と洗脳

洗脳と言えばオウム真理教を連想する方も多いのではないでしょうか?

僕も小学生くらいの時にオウム真理教が連日ワイドショーに取り上げられて修行の様子が放映されていました。

よくわからない呪文を唱えながらよくわからない動きをしたり、頭に不思議な機械を取り付けていたりという様子を見て、子供心に異常さと恐怖を覚えた記憶があります。

本書では元オウム真理教信者の元信者がどのようにして脱洗脳出来たのかを書かれた、本人の文章がありました。

その中で印象的だったのは、洗脳を目的とした修行というのは無く。

一番の洗脳装置は麻原氏が書いた書籍だと言っています。

そのため、オウム真理教に入信する時点で洗脳は完了しているというもの。

入会後にすることは過酷な修行を課すことで外界の情報を遮断すること。

流れとしては、

書籍を読む

入信する

情報を遮断される

自分の意志で行動しているので本人は特に不満等、何も感じないらしいです。

情報は鵜呑みにしないで調査分析する

最後に、現代の洗脳から見を守る方法が書かれていましたので共有したいと思います。

それは、「情報を自分で集めて、鵜呑みにせずに、自分なりに分析する

ということが大切と書かれていました。

なるほど~とおもいますよね。

言われればそうだと思うし、自分ではわかってると思っているつもりですがいざリアルに情報を得る時になかなか出来ていないなと・・・

この本でここが一番大事だと思いますね。

これを意識して生活していかないと様々な情報に洗脳されてしまう。

色々と考えさせられる内容の本でした。

他には、

・自分を変性状態にする方法(呼吸法)←洗脳をするほうも変性状態にするほうがいいらしい

・トランプ大統領(本書発行当時は大統領になりたてくらい)と洗脳の関係について

というトピックもありましたのでそのへんも興味があれば是非。

本書は全体通して読みやすくさらっと読めました。

洗脳という言葉が入っていたため最初は正直、大丈夫かな?と思いながら読み始めました。

しかし実際に読んでみると、この洗脳の社会で自分の身を守るには受け身(第三者に都合の良い解釈の情報)ではなく、主体的に情報を取っていく必要があることがわかりましたね。

さぁ、この記事も鵜呑みにせずに実際に読んで自分なりに分析してみて下さい。

この情報も正しいとは・・・限りませんよ・・・?(世にも奇妙な物語風の終わり方)

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