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詩 :またねと言わせて

「離れたくない」
思わず口から出た言葉に驚いたの
何年も何年も離れていた君に
何度も何度も言いたかった言葉

後悔や偏愛、悲しみや欲情
君への耽溺した気持ち
その全てを詰め込んだ言葉は
冬のため息のように実態もなく消えて
また君はいなくなった

人生にタイムラインがあるとして
忘れた頃に君は顔を出す
一体何の広告なの?
次はどんな内容で私を惑わすの?
思わずタップしてみる私も私だけど

君への想いは
もうボロボロのぬいぐるみ同然で
それでもたまにホコリを払って
こっそり抱きしめるね
誰にも見られちゃいけないから

君には君の、私には私の
帰る場所が出来たのわかってる?

次の広告、楽しみにしてる
どんな内容で私を惑わせるか
次もまた12年後?もっと先?
でもこれだけは言わせてお願い
またね。



初めて詩というものに足を踏み入れました。
詩のようなものです。
これも実体験を元に書きました。
記憶の切り取り方がまた違って楽しいです。
コメント貰えたら嬉しいです。

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