
【理学療法士おススメ】リラックス効果を高めるマッサージの方法
【動作・歩行・呼吸の専門家】である理学療法士として、身体の歪みや不良姿勢が及ぼす身体への影響や、生活における悩みとの繋がりについての解説と、その改善方法・予防方法として、【運動や、生活に取り入れてほしいこと】もあわせてお伝えしています。
わたし自身が女性ということもあり、特に女性の身体と心についての投稿を主に書いています。
男女問わず、もしよければ「ちょっとした悩み事」や「○○について知りたい!」などのコメント・リクエストなどもいただけると嬉しいです。
まず私の投稿において大事なポイントがあります。それは、脳は【変化】をストレスに感じるということ、さらに女性は毎月【変化】が起こるので、よりこの【変化】による影響へのケアが必要だということ、そして疲れを取るために簡単な運動をしよう、ということをお伝えしています。
先日は、ゆっくりと身体をケアし、リラックスして質の良い睡眠をとって身体を休めるために、【セルフマッサージ】を実践してみましょうという内容を投稿しました。
本日はセルフマッサージで、よりリラックス効果を高めるための方法を書いていきたいと思います。
すぐに実践できますので、ぜひ一度やってみていただけると嬉しいです。
■【リラックス効果を高める】セルフマッサージ・5つのポイント
その1:まず手を温める
温かい手で触れることはリラックス効果を高めます。ヒーター、スチーマー、ホッカイロなどを使ってマッサージする手を温めましょう。
時間にゆとりのある方は、まず自分の手をマッサージするつもりでゆっくりすり合わせたり、軽く揉んだり指を1本1本握ってあたためましょう。
手には全身の中でも感覚神経が豊富に分布しており、この段階でもリラックス効果を得ることができます。
その2:自分の【感覚】に集中する
テレビやスマホ、PCを見ながらなど、「ながら」でマッサージするのはやめて、触れている自分の手、そして触れられている自分の身体や皮膚の感覚に意識を集中させます。
手で触れたところがどのように感じるか、どんな感情が湧いてくるか。触れている自分の手はどのように感じるか、どんな気持ちで触れているか、自分の中の、内側の感覚に意識を向けてみましょう。
その3:好みのオイルやクリームなどを使う
オイルやクリームをつけて行うマッサージは、何もつけずに行うマッサージよりも心地良く感じやすく、リラックス効果が高まる傾向があります。
また、嗅覚から心地よさを感じることができたり、皮膚の摩擦も防ぐことができますので、好きなオイルやクリームを塗って実践してみてください。
その4:ゆっくり深呼吸をしながら行う
落ち着いた、ゆっくりとした深い呼吸によって副交感神経が優位になり、リラックス効果が高まります。
その5:5〜10分程度行う
リラックス効果をもたらすオキシトシンは、マッサージをしだしてから5分程度で分泌されます。
たとえそこでマッサージを中断しても、効果は10分程度続くとも言われています。
まずは5〜10分程度を目安にマッサージを行ってみましょう。
■リラックスではなく、スッキリしたいときもマッサージは効果的
なお、リラックスではなく「頭をスッキリさせたい」「眠気を覚ましたい」といったときにもマッサージが有効です。
そんなときはオイルやクリームはつけずに、速めのスピードで皮膚をさすりましょう。また、少し強めの力でギュッと手を握ったり、腕や肩のあたりを揉むのも効果的です。
交感神経が優位になり、覚醒効果が生まれます。
■まとめ
5〜10分の短い時間でも、ポイントを押さえて少し工夫するだけで深いリラックス効果が得られます。
仕事の合間や夜寝る前などに、ぜひ一度取り入れてみてくださいね。
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運動習慣作りや自分の姿勢や身体の歪み、呼吸法などの把握・改善はとっても地道ですが、「しっかり取り組もう、改善しよう」と思われた場合は、やはり客観的な指導があることが一番効率的かと思います。
動作・歩行・姿勢・呼吸の専門家である理学療法士視点を入れて、一度ご自身の身体をチェックしてみることはいかがでしょうか。
現在の問題点や、改善するためのセルフエクササイズ、おすすめのトレーニングもお伝えできます。マンツーマンですと、より細かくお身体に合わせたアドバイスができますので、お気軽にご相談ください。
また、もっと知りたいことやわからないことがある場合も、是非コメントや連絡いただけると嬉しいです。