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初めてのミキ作り

季節に寄り添ったご飯を提供する、プラントベースの"よりどころ"店主のyoriです。

私は自宅の1階を営業許可を取得して予約制のマクロビオティックランチを提供したり、お菓子や調味料の販売、出張料理を行っています。



ミキとは?

奄美大島の伝統飲料「ミキ」。高温多湿な土地ならではの、お米とさつまいもを発酵させた飲み物です。
“1ccに1億個の乳酸菌が含まれる” と言われていて、腸活にも良さそう。
『ミキ』という名前の由来は、神様に捧げる『御神酒』(おみき)から来ているそうです。

作り方

おかゆにすりおろしたさつまいもと発酵を促すために少量の糖分を加えて常温で醸します。

ネットで検索すると詳しい作り方はいくつか出てきますが、基本の分量はどれも同じようです。

お米 1合(150g)
水600cc
さつまいも 30g
砂糖 大さじ1

炊いたお粥が50℃以下に冷めてから、水に30分皮を剥いたさつまいもを晒してからすりおろしたものと、粗製糖を加える。
最初は重かったのに混ぜるとだんだんと軽くなってくる。
常温で1〜3日間と言われてますが、少し涼しくなってきたので35℃で保温

まずは35℃で10時間保温して、かき混ぜて味を確かめる。

こんなふうに発酵が進んでいるので混ぜて味をみる。
ちょっと酸味は出てきたものの、ほぼゆるいお粥…

再び10時間保温。
また混ぜて味をみて、私はここからは保温機から外してさらに常温で10時間置きました。

あんまり甘くないカルピスって感じ。


別の容器に入れて冷蔵保存。
冷蔵庫でも発酵は進むので3日くらいで飲み切るのが良いらしい

すぐ次を仕込む場合、保温器の容器を洗わずに材料を入れると早く発酵します。

なぜミキを作ろうと思ったのか?

ミキのことは知っていましたし、飲んだこともありましたが、先日とある醤油工場に見学に行ったときに、1杯100円で販売していたミキを飲んで、美味しいなあ、と思ったのが一つのきっかけ。
その後、無農薬のさつまいもが手に入ったので、ミキを作る材料が揃いました。
そして最近便秘ではないけど、時々お腹が張って辛い時があるので、なんとか改善したいなという思いもありました。

自宅で作って飲んだ感想

思っていたよりも簡単に作れました。
甘酒よりもすっきりとして飲みやすい。
酸味と仄かな甘味も自分の好みでした。
美味しいので3日くらいですぐに飲み切れちゃう。すぐに次のミキを仕込んだくらいです。

体調の変化は?

ミキを飲み始めてから、お通じが今までよりもスルッと出るようになり、便のにおいがあまり臭くなくなりました。
ミキだけのおかげではなく、毎日縄文柴漬けを食べているせいでもあると思うのだけど・・・
とはいえ、原料お米なので、一回作ったものを3日くらいで飲み干すくらいのペースが良いのかなと思います。




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