紅葉の「裏ヤビツ」を満喫する最高の週末
紅葉シーズン真っ盛り(2023.11.16)。紅葉のこの時期にしか味わえない景色の中で、ライドを楽しむ贅沢が神奈川県にはございます。というお話。
われらが「ヤビツ峠」なのであるが、今回の主役は「裏ヤビツ」となります。ヒルクライムの練習目的だけではないその多彩な魅力を満喫できるコース。今回は、ゆったりペースで紅葉を楽しみつつ、おすすめのランチスポットで贅沢なひとときを過ごした充実した週末の記録。
(たんたんとライドしてたため紅葉の写真を取り忘れるなど。。。)
ヤビツ峠とは:ただのヒルクライム聖地じゃない
ヤビツ峠と聞くと、多くのローディーが頭に浮かべるのは「表ヤビツ」でのタイムトライアル。特に富士ヒル直前の時期には、目標タイムを追い求めるライダーたちが連日押し寄せています。12kmのヒルクライム(富士ヒルのちょうど半分)は、心肺と脚を追い込むには最高の練習場所ですが正直ストイックすぎる雰囲気というか。。。自らを追い込む必要がでてくる雰囲気がつらいwww
一方で「ヤビツ峠」にはもう一つの顔(今回の主役)、「裏ヤビツ」があります。ここは紅葉の時期に訪れると、ライダーだけでなく、自然愛好家のハートをつかむ静かな絶景ルート。今回はそんな「裏ヤビツ」登坂ルートです。
裏ヤビツの概要と紅葉の魅力
裏ヤビツ基本情報
距離:17.52km
平均勾配:2.7%(後半6kmは5%)
このコースの魅力は、「道中で刻々と変わる景色」と「静寂の中で味わう紅葉の美しさ」。序盤は緩やかなアップダウンを楽しみ、進むにつれて道が細くなり、透明度の高い川と紅葉に囲まれるエリアに入ります。この景色の中を走ると、「ここにしかない特別な時間」を感じられるはず。普段は景色を楽しむことなく高速で通り過ぎるライダーが多いかもしれませんね。
紅葉のトンネルを抜けるたびに現れる風景は、息を呑むほど美しく、ペダルを回す足を止めたくなる瞬間が何度も訪れます。(実際はとめませんでしたが)この林道だけ切り取ると軽井沢グランフォンドの紅葉感よりも美しく気持ちがよい林道ですね。
裏ヤビツを楽しむ1日ライドプラン
1. スタート:クロス珈琲に集合
スタート地点は、神奈川の自転車乗りに愛される「CrossCoffee」。自転車ラックが完備され、ライダーが集まりやすい雰囲気が魅力です。ここで朝食をすませ、本日のルートを確認してテンションを上げます。ここのダルブルチーズが大好物です。二種類のチーズにハチミツ。ライド前の補給として理想的。
出発し川沿いをゾーン2のペースで高尾山方面へ。ノンストップで距離を稼ぎ、心地よいウォームアップを完了。
2. 大垂水峠を越え、ファミマで一息
高尾山つまり大垂水峠をクリアしたら、裏ヤビツの入口近くにある津久井宮が瀬店ファミリーマートで給水タイム。このファミマは自転車ラックだけでなくフロアポンプも設置されている最高のコンビニ。ライダーのためのコンビニとして有名ですね。このファミマに何度も救われました。冬の雨にやらて「裏ヤビツ」を下り冷え切った体をこのファミマでカップヌードルが助けてくれた。生涯最高のカップヌードルだったかもしれない。
そんなファミマでバナナとドリンクを補給し、いざ裏ヤビツへ。
3. 裏ヤビツ:紅葉と静寂の中でペダリング
裏ヤビツの登坂は、序盤は緩やか、後半にかけてじわじわと勾配が上がる構成。透明度の高い川のせせらぎや、頭上を覆う紅葉のトンネルを楽しみながら進みます。道が細く、ところどころ荒れている箇所もありますが、林道特有の雰囲気が心を和ませます。
ペースはFTPの60~70%程度。速さを競うのではなく、自然の中に溶け込む感覚を楽しむことがポイントです。会話を交えつつペダリングすれば、心拍数も程よい範囲に収まり、無理なく登坂をクリアできるはず。
4. 表ヤビツをダウンヒルし、海を目指す
山頂に到着したら、気温が下がるのでジレを着用。補給はコーラですかね。ヤビツのコーラは最高のコーラですね。山頂で長時間休むと冷えてしまうため、通り過ぎるように「表ヤビツ」をくだります。
爽快な下り坂を一気に駆け抜けるこの瞬間も醍醐味。私はダウンヒルが大好物です。途中、表ヤビツをTT中のライダーたちとすれ違い、軽く会釈しながら応援。
最高のランチスポット:贅沢なハンバーガー
ダウンヒルを終え、海を目指して進むと、待ち構えるのは「絶品ハンバーガー」のランチタイム。アメリカンカフェ&ダイナー Frequency
おすすめメニュー
ジューシーなビーフパティのハンバーガー
フレッシュなサラダとともに楽しむ
ノンアルコールビール(2杯は必須!)
参考価格:5,000円
一見高く感じるかもしれませんが、紅葉ライド後のご褒美として、贅沢な時間を過ごせるのはプライスレス。この幸福感は、味わってみないとわかりませんね。ぜひいってほしい。
5. ライドの締め:江の島からみなとみらいへ
ランチでしっかりエネルギー補給をしたら、沿岸ルートを巡航します。幸い風もなく快適。江の島、逗子、みなとみらいを駆け抜けるコースは、適度なペースで走るのにぴったり(無風なら)ゾーン2~3を行き来する感覚で、心地よい疲労感を残してライドを終えます。
ライド後のリカバリー
帰宅後は地元のサウナで疲労回復。整った状態で鶏むね肉200gと白米をしっかり摂取し、21時には早めの就寝。翌日に疲れを残さないこと大切。
裏ヤビツの紅葉と、贅沢なハンバーガー。心も体も満たされる最高の週末ライドのお陰で、また仕事にも集中できます!それでは