理解者がいないということ
「自分を理解してくれる人がいない」と寂しく思うことはありませんか?
本当にわかってくれると思える親友や仲間、恋人や伴侶がいる人は幸せです。でもそれは少数派。
そんな巡り合わせに出会えないで生きている人、同じように寂しい思いを抱えている人の方が、多いのではないでしょうか?
あるとき、こんな夢を見ました。
誰だかわからない、とても懐かしい感じの人が、私に気づいて、黙ってそっと抱きしめてくれる。私のすべての苦労や寂しさを包み込むように。
あれは一体、誰だったのでしょうか?
私の欲求の化身でしょうか?
私の記憶の良いところ食いの総体が、一人の人間として合成され、心の中に立ち現れたのかも知れません。
しんみりと温かい夢、その温もりは忘れられません。
たとえ想像上だとしても、妄想だとしても、自分を理解している架空の人を、心の中に置いてみるのもよいのかも知れません。
理解者がいないと思うことは、ずんと深く染み込む寂しさです。
それでも、そんな思いを抱えている人は多いこと、そんな自分を肯定してみること、想像上の理解者を心の中に作り上げてみること……。
寂しさとのつきあい方は、いろいろと工夫できるのかも知れませね。