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将棋ウォーズ初段同士が真剣に対局してみた15【局面図あり】
私は主に趣味である将棋、麻雀、数学、英語に関する記事を書いて情報を発信しています。
特に将棋は30代になってから初めて現在将棋ウォーズ二段(対局当時初段)です。
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私の仕事場は、昼休み休憩があり、その時に将棋ウォーズ初段でほぼ互角の棋力の持ち主である同僚と将棋の対局をするのですが、これがかなり
真剣にやっていて、初段ならではの対局になります。
この度その対局の自戦記を書いていこうと思いますので、興味のある方は是非ご覧ください。
もちろんプロ同士、高段同士の対局ではないので、粗いところあり、笑えるところありの対局になりますが、初段レベルならではの攻防がみられると思います。
それではどうぞ。
今日の対局
今日の戦型
今日の戦型はまたもや角換わりです。
ただ珍しく後手右玉の対局になっています。
右玉はなかなか受けてこられると攻め手が見えない印象です。
今日の対局もなかなか攻めあぐねているところがわかると思います。
先手は私、後手同僚です。
対局
まず先手が▲2六歩と飛車先を突いて対局開始となります。
私は居飛車党なので大体初手は2六歩が多いです。
藤井聡太先生を真似しているとか、していないとか。
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そこから△3四歩、▲2五歩、△3三角と上がります。
さらに7六歩、2二銀、3三角成と角交換します。
これで角換わりが決定します。
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△同銀に、▲8八銀、△3二金、▲7七銀、△6二銀、▲7八金と進行します。
ここからは定跡に角換わりの近い順で進みます。お互い端歩を付いたり、桂馬を上がったりして、以下の局面まで進みます。
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そしてここでどうするか待っていたら、なんと△6二玉でした。
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ここで右玉が決まりました。
右玉は苦手な戦法なので、少し構えます。
さらに▲3七桂、△7二玉、▲2九飛、△6二金、▲4八金と進行。
ここで△4一飛と飛車を展開します。これは少し予想外。
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▲5六銀、△4四歩、▲7九玉、△1四歩、▲1六歩と進みます。
ここで△5一飛車とさらに飛車を振ります。
先手はこの後△5四歩、△5五歩ととびだした銀を圧迫されるのが嫌なので、▲6七銀と銀を引きました。
ここでも評価値は完全な互角で+78でした。
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やはり△5四歩と飛車筋の歩を伸ばしてきます。
そこで反発して▲4五歩と仕掛けました。△同歩に▲同桂、△2二銀と進みました。
そしてここで桂頭狙いに▲7五歩と行きますが、これがやや悪手判定。
4四歩と打たれ、桂馬を取られてしまう格好に。
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ただここはもう仕方ないので無視して、▲4七角と打ち、7四の地点を狙います。
△4五歩、▲7四歩、△8五桂、▲8六銀としたところで落とし穴が。
後手、狙っていました、△5五桂馬のふんどしの桂馬です。
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ここで評価値が-346と後手寄りになります。
ここは▲5六角と逃げ、△6七桂不成、▲同金、△5五歩、▲3八角、△5六歩となります。
そして▲同角、△4六歩、▲7五桂、△5四銀、▲7三歩成、△同金と進行。
ここで先手にはいい手があります。
そう、▲7四歩打です。これで金の逃げ場がありません。
この手は見えていたのですが、何を血迷ったか、△85銀と指してしまいます。
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これが大悪手で、+484だった評価値が、‐788と後手有利に。
さらに△同歩、▲2四歩、△7四歩と打たれ、望みの桂馬も捕獲されてしまいます。評価値も-1290となります。
そして、▲23歩成、△同銀、▲4四桂、△3三金、▲2二歩と進みます。
さらにここでいやらしいたたきの歩が。
△2八歩。これは▲同飛ととりますが、追撃の△39銀が。
▲3八飛、△4八銀成、▲同飛と進行しますが、
△4七銀と飛車角取りに打たれてしまいます。
仕方ないので、非常手段の勝負手7四角を指しましたが、
評価値は-2215と壊滅状態。
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しかし、これも無視され、△4八銀成。▲8三銀、△6二玉、▲21歩成、△59飛に▲8八玉と逃げますが、△7九角打とおわれます。
さらに7七玉に辛い▲8四金打です。
この辺を全部取られるともう勝ち目はないですが、仕方なく1一とと香車を補充。
そこで△3四金と要の桂馬まで取られてしまい万事休す。
▲5六香と銀取りに香車を打ちますがこれも無視され、△75金とこちらも要の桂馬を取られてしまい、心が折れそうになります。
ただ一縷の望みをかけて、▲5四香と銀を取ります。
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これに後手△同金、▲5六角、△65桂、▲同歩、△同金となります。
そして最後に6三歩同玉と4五角と思い出王手をかけますが、5四歩とがっちり守られ、心が折れました。
ここで先手投了。106手で後手の勝ちです。
投了図は以下です。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
角換わりから右玉の対局となりました。
中盤先手からのいい手もあるところでしたが、そこを逃して、
後手寄りとなり、最後はしっかり受け切られて後手勝ちという対局になりました。
この将棋が皆さんの参考になったり、暇つぶしになれば幸いです。
それでは楽しい将棋ライフを楽しんでいきましょう。
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