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将棋ウォーズ初段同士が真剣に対局してみた18【局面図あり】
どうもmasaです。
私は主に趣味である将棋、麻雀、数学、英語に関する記事を書いて情報を発信しています。
特に将棋は30代になってから初めて現在将棋ウォーズ二段(対局当時初段)です。
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私の仕事場は、昼休み休憩があり、その時に将棋ウォーズ初段でほぼ互角の棋力の持ち主である同僚と将棋の対局をするのですが、これがかなり
真剣にやっていて、初段ならではの対局になります。
この度その対局の自戦記を書いていこうと思いますので、興味のある方は是非ご覧ください。
もちろんプロ同士、高段同士の対局ではないので、粗いところあり、笑えるところありの対局になりますが、初段レベルならではの攻防がみられると思います。
それではどうぞ。
今日の対局
戦型
今日の戦型は角換わり。
しかも早い段階で仕掛け、なかなかスピーディーな展開となりました。
これまでじっくりとした将棋が多かったため、少し珍しい将棋となりました。
対局
初手なんと▲7八金で対局開始。
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普通初手は角道を開ける7六歩か、飛車先を開ける8六歩が普通ですが、ここは同僚も工夫してきました。
結果的には同じであっても、少し考えさせる手ではあります。
ただ考えてもわからないので、普通に△8四歩と応戦しました。
そこで▲7六歩、△8五歩、▲7七角、△3四歩、▲8八銀、△7七角成と結果的に角換わりに進みました。
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これに▲同銀、△2二銀、▲4八銀、△3三銀、▲2六歩と定跡どおりの進行です。
その後も△3二金、▲4六歩、△6二銀、▲4七銀、△6四歩と相腰掛銀模様に進みます。
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そして定跡どおりの進行が進みお互い桂馬を上がり、端歩もつきあって
下の局面図へと進みました。
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先手腰掛銀でお互い旧式の形です。先手は2五歩を保留して、桂馬の飛ぶ余地を残しているのが工夫です。
ここで先手▲4八飛と右四間飛車にします。
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これが好手だったみたいで、評価値が+185と先手が早くもポイントを
奪います。
ここから△5四銀としたところで▲7五歩といきなり仕掛けてきました。
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これは取り込まれるとまずいので、△同歩。
そして▲4五歩と攻めてきます。
何とか対抗したいので、△1五歩と端から攻めていきました。
これは丁寧に▲同歩として、△1六歩とします。これは次に1五香と走る狙いです。
ただこれが疑問手でした。早くも評価値が+1142と先手優勢となってしまいます。
角換わりはこういうところが難しく、一手のミスで一気に形勢を損ねてしまうことがよくあります。
ただここを無視して▲7四歩。
これも暴れるしかないので△1五香と暴れていきますが、冷静に7三歩成とされ、困ってしまいます。評価値は+1896と壊滅状態。
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△8一飛、▲4四歩に怪しく△4六歩と歩を垂らしますが、見切られてしまい、▲2五桂と飛ばれ、△2四銀に▲4六飛と歩を払われてしまいます。
ここで狙いの△3七角の勝負手を放ちます。
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しかしこれもあまり響かず、▲4九飛と逃げられ手が続きません。
△2六角成としますが、▲7二角、△4一飛に▲5四角成と銀を補充され、△同歩に▲43銀と露骨に打ち込んできました。
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これを△4三金右と取り、▲同歩成に△同金、▲6三ととじっくりよられてしまいます。
4四歩と打たれてはまずいので、△4八歩と飛車先をとめます。
しかし▲5二金打とされ、△3二玉に▲4一金と飛車を取られます。
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△同玉に、▲2九飛、△2五馬、▲同飛と飛車を切ってきました。
仕方なく△同銀に、▲4四歩が痛いたたきの歩です。
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この金をはがされたら先手は飛車と角を持っており、6三ともいるので、寄り筋です。しかしどうしようもないので、同金とします。
そこで狙いの▲5三角。
△3二玉と早逃げしますが、5二飛と打たれたところで負けを悟り、投了しました。77手で先手の勝ち。投了図は以下です。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
角換わり腰掛銀の旧式の形から、一つのミスで、大きく先手に形勢が偏り、
そのまま押し切られるという形の将棋となりました。
最後うまく寄せ切られたという感じです。
この将棋が皆さんの参考になったり、暇つぶしになれば幸いです。
それでは楽しい将棋ライフを楽しんでいきましょう。
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