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#19 子ども世代は「わかったつもり」が加速している!? 小学生で身につけたい学びの姿勢とは

こちらは一部のみの書き起こしです。 読書のコツが満載の「お悩み相談コーナー」は、Podcast限定でお届けしています。

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小学生ともなると趣味嗜好がどうしても偏って、いつも同じシリーズの児童書ばかりなのが気になっていたけど、最近は明らかに読書の幅が広がった。これからもっと没入できる「何か」を見つけるきっかけを、ヨンデミーは読書を通じて与えてくれる予感がしている。


子ども世代の「わかったつもり」問題と学びの姿勢

私たちは本当にたくさんの知識をインプットしながら過ごしています。 中学受験や高校受験、大学受験といった「勉強」はもちろん、資格勉強や時事ニュース、暮らしの知恵まで……
お子さんは、これから何十年間もずっと「知識のインプット」と向き合っていくわけですね。

しかし、お子さんが置かれている環境は、保護者さまの世代はもちろん、今の10~20代の若者世代とも全く違います。
今や「なんでも検索できる時代」、調べれば、誰でも何でも知ることができます。
これは、便利な反面、「わかったつもり」になりやすいということ。 「調べれば何でもわかる」という安心感から、自分で使えるところまで情報を咀嚼せず、そのまま流してしまいやすくなるんです……。

それだけではありません。
最近ではAIの進化が世間を大きく賑わせています。
「人間の仕事の何割かがAIによって置き換えられる」というニュースをよく聞きますよね。
インターネット上のあらゆる情報を網羅し、私たちの何倍も速く正確に作業をこなすことができてしまうAI。 ただ「たくさんのことを知っている」というだけでは、私たち人間はとても太刀打ちできません。
お子さんが、そんなAIに仕事を奪われてしまうのか、使いこなして活躍していくかは、活用できる「知識」を持っているかどうかで決まってくるとさえ言えるかもしれません。

知識との向き合い方や学びの姿勢がますます重要になっている今、お子さんたちの中でも「わかったつもり」問題が広がっています。
「わかったと言っていたのに、少し時間をおいて自分で取り組んでみたらまったく歯が立たなかった……」
こんなこと、ありませんか?
もちろん、知識の重要性も「わかったつもり」問題も昔から認識されてはいましたが、時代の流れを受けてますます深刻化しているんです……。

タイムパフォーマンスと読書の考え方

少し、今までの話からは逸れますが、「タイパ」という言葉をご存じですか?
「タイパ」とはタイムパフォーマンスの略で、効率よく時間を使えるほどタイパが良いと言われます。
今や、コストパフォーマンスよりもタイムパフォーマンスが重視される傾向にあり、「倍速経済」とも言われています。

では、読書のタイパは良いと思いますか?悪いと思いますか?
「悪い」と思う方が多いと思います。
なにしろ、1冊1冊がぶ厚くて読むのに時間がかかるし、本を手に入れるのも手間。
「1つのことを調べるためだけに1冊本を読みとおすなんて大変……」と感じる方もいるでしょう。
今の時代においては、動画や音声のほうが手軽でタイパの良いツールだと思われることもあるかもしれません。

ですが、それは本当でしょうか?
情報も、それを得る手段も豊富な時代。
スマホをさっと取り出して、さっと検索して、さっと答えを見つけたり、通勤中やランニング中に、音声や動画を使って「ながら勉強」をしたり……そんな「カッコいい」方法に注目が集まるのも無理はありません。
しかし、このような学び方で「わかったつもり」になってしまい、かえって効率が悪くなるなんてことはないのでしょうか?

現在、お子さんたちの勉強でも、ウェブで検索したり、動画を視聴したりすることが多くなっていますよね。
こうしたネット上のコンテンツは、気軽にアクセスできるうえ内容や難易度がどんどん多様化していて、うまく使いこなせれば心強い味方になります。 ただ、それは「うまく使いこなせれば」の話。
もしかしたら、「あれ?うちの子、わかったつもりの学び方しか経験したことがないんじゃない?」、なんてことも……。

読書は真に「タイパが良い」

では、どうすれば良いのでしょうか?
ここで一旦、「タイパのよさ」についてもう一段階丁寧に考えてみましょう。
キーワードは、「時間効率」「学びの効果」です。

まずは時間効率です。
音声や動画では情報を得るスピードは人が話す速度になります。
例えば、NHKのアナウンサーは1分間に300文字読むと言われています。
一方、読書の場合、日本人の平均的な読書速度は1分間に600文字程度で、読書が得意な人なら数千文字読むことも珍しくありません。
結構大きな差ですよね。
時間効率の面では、読書に軍配が上がると言えそうです。

次に学びの効果、つまり、知識を自分のものとして自由自在に使えるようになっているか?という観点です。
音声コンテンツによるインプットでは、情報が一気に流れ込んできて、咀嚼する間もなく通り過ぎてしまうこともしばしば。
せっかく音声ニュースやYouTube動画を視聴したのに、頭に残っているのはキーワードだけ……ということ、ありますよね。
その結果、「わかったつもり」になって実際には何も覚えていない、という経験はないでしょうか?
「今日の授業は面白かったよ!」と塾から帰ってきたお子さんが、いざ問題集を解いてみると、あれ、手が進まない……これも「わかったつもり」の典型例と言えそうです。 「わかったつもり」はインプットの大敵。
でも、読書なら自分のペースで咀嚼しながら進めることができます。
「あ、自分もこんな気持ちにあったことがあるかも!」 自然と自分の経験や知識と結びつけながらじっくり読むこともできます。
こうすることで、語彙や知識のネットワークが形成されていくんです。 使いたい知識があるとき、頭の中で他の知識と結びついているほうがスムーズに思い出せますよね。
つまり、「ただ知っている」だけではなく、知識を「使える」状態にまで到達するためには、読書は非常に効果的な学び方なんです。

▽知識のネットワークづくりは早く始めれば始めるほど有利!? 詳しくはミカタラジオ第17回をご覧ください。

時間の流れが早くなり続ける今、「わかったつもり」でせっかくのインプットを終わらせないように、真に「タイパ」の良い読書という手段を「一生涯の学ぶ武器」としてお子さんたちに届けたいと思っています。
それを実現するための手段が読書教育であり、それを日本中の子どもたちに届けるべく生み出したサービスが「ヨンデミーオンライン」です。
これからも、一生涯の武器となる「読書習慣」を子どもたちに届けるべく努力し続けていきます!

最新回はPodcastで先行公開しています。
『おうち読書のミカタラジオ』特設サイト

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