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#43 「褒めて育てる」の落とし穴!?キーワードは「内発的動機」なんです

こちらは一部のみの書き起こしです。 読書のコツが満載の「お悩み相談コーナー」は、Podcast限定でお届けしています。

▽本編ではこんなお悩みに回答中

💡ミカタラジオ第27回の拝聴一ヶ月後について報告します。
まず、読者をしない息子に対して、私自身があまりイライラしなくなりました。
息子にも変化がありました。
一つ目に、「学校のおたより」を読むようになりました。 (中略)
二つ目に、Yondemyの「ミニレッスン」をやりたがるようになりました。 そして今日、読書の感想提出後に「ミニレッスンやりたい」と言ったのです。


「褒めて育てる」の落とし穴と内発的動機づけの秘密

日々の生活でつい「〜〜しなさい!」って言っちゃうこと、ありますよね。
逆に、やりすぎなくらい褒めて、お子さんになんとか促そうとしたり……。
「言われなくても自分でやってくれたら……」そんなふうに思う保護者さまは多いと思います。

そんな時の救世主が「内発的動機づけ」なんです!
内発的動機付けとは、「あることをしている最中に起こる体験や生まれる感情を目的に、次にその行動をするようになる」こと。
何かをやりはじめてみたときに「面白い」「楽しい」と感じたとき、その行動が繰り返されるのです。

内発的動機づけを理解するためには、重要なポイントがあります。
それは、「している最中」の体験というところ。
何かをしているときに「面白い!」と感じると、その面白さをもう一度味わうために、またやろうと思いますよね。
これが内発的動機付けです。

この「内発的動機づけ」を育てるためには、いくつか大事なポイントがあります。
気をつけないと、「褒めて育てる」方法が危険な落とし穴になってしまう可能性も……?


外発的動機づけの落とし穴と「自分から」の重要性


ここで少し、内発的動機付けの逆の概念、外発的動機づけについて考えてみましょう。
外発的動機づけとは、いわゆる「モノで釣る」ことです。
子育てでは、ご褒美を使ってお子さんのやる気を引き出すこと、ありますよね。
でも、外発的動機づけに頼りすぎると、自分のやりたいことや興味の対象を見つけにくくなってしまうかもしれないんです……。

例えば、ご褒美をもらうことだけが勉強のモチベーションになっている状態だと、お子さんは自分自身が好きなこと・やりたいことを見つけづらくなります。
小中高とご褒美目当てで勉強を進めて行き、希望の大学に入っても、うれしいのは最初のうちだけ。
「自分って何がしたかったんだっけ?」「何のために勉強をしてたんだっけ?」「今まで頑張ってきた理由って、何なんだっけ?」と気づくことがあります。

隠れ外発的動機づけに注意


外発的動機付けで有効な「ご褒美」は、具体的なモノだけではありません。
例えば、褒めることも外発的動機づけの一つです。

そして、保護者さまが気をつけて隠そうとしていても、表情や機嫌からお子さんには伝わってしまうこともあるんです。
これが「隠れ外発的動機づけ」です。

例えば、学校から帰ってきたお子さんが「今日返ってきたテスト、すごく良い点だったよ!」と報告してくれたとします。
保護者さまとしては、もちろんうれしいですよね。
お子さんは保護者さまのことをよく見ています。
具体的に言葉や態度に出さなくても、喜んでいるのがふとした表情からお子さんに伝わることもあるはず。

もちろん、褒めることは悪いことではありません。
ただ、それだけに頼りすぎることは避けましょう。
お子さんの周りでは、学校や塾でも外発的動機づけが行われています。
その気がなくても外発的動機づけになっている場合もあります。
これらのポイントを知っておくことが大切なんです。

ヨンデミーの内発的動機づけ

ここで、ヨンデミーのお子さん向けアプリにあるスタンプやいいね機能などを思い出して、「これって、外発的動機付けになってしまうんじゃない……?」と思われた保護者さまもいらっしゃると思います。
でも、実は、これらはすべて内発的動機づけにつながるように工夫されているんです!

最初はミニレッスンのじゃんけん目当てでも大丈夫。
夢中になれる本をおすすめし、ミニレッスンやブックトーク動画で楽しみ方を教え、読書家としての自己認識を育てることで内発的動機づけに転換していくような仕組みになっているのです。

ありがたいことに、ヨンデミーを通じて読書にハマるお子さんはたくさんいます。
「最初はただバッジが好きだったみたいだけど、今では自分から図書館に行くほど本好きになりました!」というお声もあるくらいなんです。

「読書が楽しい!」ってどういうこと?

では、読書で「内発的動機づけ」が起こっているってどんな状態でしょう?
それは、「楽しい!」が次の行動につながることです。
本を読んで「楽しい!」と思った経験が次の本を手に取る動機になります。それが続くと、読書習慣になるわけです。

では、「読書が楽しい!」ってどんな状態でしょう?
それは、本を通して得た「知る・考える・感じる」の体験を楽しむことです。
ヨンデミーは、お子さんのこの体験を支えています。
それを楽しむことができれば、毎日の暮らし自体が幸せな体験になるでしょう。

ヨンデミーメンバーは、日々「知る・考える・感じる」を楽しんでいます。
好きな本をおすすめしあって自分では聞いたこともなかった面白い作品にであったり、読書中に得た知識をヨンデミーの活動に役立てられないか悩んだり、本を読んで涙が出るほど感動したり……。

私たちは、世の中の子どもたちが「知る・考える・感じる」を楽しんで、日々の暮らしを幸せな体験にしてくれることを願っています。

最新回はPodcastで先行公開しています。
『おうち読書のミカタラジオ』特設サイト

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