映画館より愛をこめて vol.1 ~映画館に行ける幸福~
ウォーキングの許可が出て、ついに2時間座ってられる身体になりました。
感動が止まりません。
いきなり何言ってんだよ、知らねえよ、という方いらっしゃるでしょう。
ヘルニアを患ってサブスク映画を心の糧に生きていた人間の日記「映画館にいけないすべての者たちへ ~サブスクでみれる映画だけが救いの日々~」を未読の方は以下からどうぞ。
ヘルニアヘルニアいうててもね!
人生仕方ないですから!
映画館っていいですね!
さて、記念すべきヘルニア復活記念作品はこちら!
悪は存在しない
映画館復活一発目としては、結構渋いチョイスだったけれども、我ながらナイスチョイス。
新しい映画の中身をたくさん書くのは嫌なので、箇条書きで映画の魅力を書くだけにとどめようと思います。
・撮影方法が挑戦的で奇抜なもので、かつ、その一つ一つの意味(を考えるの)が面白い。
・映画の題名の意味を考える気持ちよさ。また、映画の題名によって解釈が縛られるという初めての体験。
・どこかのシーンにおいて、どれかのキャラクターに自分事化できる部分が出てくるでしょう。自分事化ができたところで、もしかしたら今は分かんないけれど、別のキャラクターのこの立場になる可能性もあるぞ、という予感。
良いところを並べてみると、「観客が考える」ところに面白味がある映画なんだなぁと思います。
それは濱口監督の映画に、考える余白がたくさんあるからそういうことになるのでしょう。
それから、自分はラッキーだったんですが、出町座で映画を見た際に、偶然キャラクターの一人を演じた大美賀均さんの舞台挨拶を見ることができました。
大美賀さん曰く、「この映画は音楽アルバムみたいな楽しみがある映画です」と。みればみるほど楽しいし、発見がある。何度も見たくなるような魅力が詰まった映画だと。確かに映画製作のその背景から音楽は素晴らしいし、はっとするような美しい景色がたくさん映るシーンもある。
というわけで、いい意味で「遊び」のある、極上の会話劇がある、美しい音楽アルバムのような映画、おすすめです。
おそらく監督と制作側の意図であるだろう、ミニシアターだけで楽しめるというのも映画好きとしては粋を感じますね。
映画、最高。
映画館で見る映画、最高。
もっかい言うとこ。
映画館と映画、最高。
あ、この映画のエンディングには多くの解釈があり楽しいのですが、映画製作の背景やその一つの答えとして、映画を見た後には以下のインタビューもおすすめです。
映画館ってごっつ好きやわぁ
夜