突然ですが、ハ・ジョンウについて② 「トンネル 闇に鎖(とざ)された男 」
韓国の名バイプレイヤー、ハ・ジョンウ。突然ハ・ジョンウについて書きたくなって書き出したのですが、全3回を予定しております。第2回目でございます。ハ・ジョンウって言葉を日本で一番書くnoteです。
ハ・ジョンウ、韓国人俳優の中でも結構好きなのですが、死神としてマトリックス的なアクション決めたり(神と共に)、女性を殺しまくったり(チェイサー)、ベルリンで北朝鮮の諜報員をやってみたり(ベルリンファイル)とマルチな活躍と安定感がありますが、僕的にはハ・ジョンウの魅力っていうと、一人だけで突っ走るその超攻撃的ワンマンプレイヤーっぷりだと思ってまして。
狭い舞台で躍動する系映画の真骨頂「トンネル 闇に鎖された男」(2017年)
前回のハ・ジョンウnoteでは(→前回のはコチラ)、ハ・ジョンウを一定の条件下に入れることで、ほとんど移動することなく一か所で物語り、かつ、ハ・ジョンウの演技力だけで長時間エンターテイメントをする映画群として、通称、「ハ・ジョンウに一定の縛りを入れて動けなくしてその演技力だけでもってく系映画」を紹介しました。で、この「トンネル」こそ、その真骨頂。
意気揚々と自宅に帰宅中、ドライブしてたらトンネルが崩落。アイタタタ、って目を覚ましたら前後が崩落したトンネルの中で、車の中。自分は奇跡的に生きている。周りは岩石だらけ、持っているものは携帯と水2本と娘の誕生日のためのケーキだけ。どうなる、おれ!どうなる!?
なにがすごいって、この映画127分あるんですよ。トンネル崩落して、そこから脱出するだけで2時間ですよ。トンネルが崩落してるから、はじめに移動できるのは車の中だけ。そのあとも動けるって言ったって崩落してるトンネルの中だけ。そんなに動けないのに2時間持ちますか!?それがねー、仕掛けが色々あるにしても持つんですよ。ハ・ジョンウは持つの。前回のPMCよりも圧倒的に移動できる範囲は狭いのにね。
ほんとにハ・ジョンウの顔だけ、演技だけでここまで安定感あるってすごいですよね。色々書きたいことはありますが、この映画こそ舞台が狭いからこそ、内容を伝えると何も面白くないから、何もお伝え出来ないw
オ・ダルスがいい仕事してるってことは伝えておこう。↓
(このオジサンね。よくみるよねぇ、この大俳優。オールド・ボーイ、大統領の理髪師、甘い人生、グエムル、7番房の奇跡、国際市場で会いましょう、、、、いや、出すぎやろ!)
あと、豆知識でいえばこんなところでしょうか。
(→ハ・ジョンウ、ソウル禾谷洞スターバックスビルの所有者に…73億ウォンで購入)
次回に書くnoteの準備で、ハ・ジョンウがでてたビルの中から出れないやつなんだっけ・・・からこの記事にたどり着きました。。それにしても73億ウォンてあーた・・・(2021年5月3日時点で712,081,339円だって・・・どひゃー・・・)
嫁役にはみんな大好きぺ・ドゥナ
なんとねー、僕的には本当にびっくりしつつ羨ましがりつつ、最高だったんですが、この映画、ぺ・ドゥナが奥さんの役なんですよ。みなさんはぺ・ドゥナのどの映画が好きですか。僕は「パラサイト半地下の家族」の監督、ポン・ジュノ監督の「ほえる犬は噛まない」と、「オールドボーイ」の監督、パク・チャヌク監督の「復讐者に憐れみを」と、 山下敦弘監督の「リンダリンダリンダ」です。
(「ほえる犬は噛まない」ほんと可愛いぺ・ドゥナが犬を探して奔走するブラックコメディ。個人的には素敵なバディムービーだとも思っている)
(「復讐者に憐れみを」復讐が復讐を呼びまくるブラックムービー。障害をもつ主人公たちの逆転劇があんなことになるなんて・・・。ソン・ガンホ大暴れですよ)
(「リンダリンダリンダ」はじめてぺ・ドゥナを見たのはこの映画でした。。。バリクソ可愛くて、何回観たことか。。。是枝監督の「空気人形」も好きですよ)
いやー、やっぱりぺ・ドゥナは最高ですよね!!!
ほんと、映画見返したくなっちゃたなー。リンダリンダリンダもう一回みようっと・・・。あれ・・・?ハ・ジョンウの話してなかった・・っけ??
さて、次回はハ・ジョンウの「ハ・ジョンウに一定の縛りを入れて動けなくしてその演技力だけでもってく系映画」の最高峰をお届けします!!!
ではまた~