昨晩、ChatGPTを使うことができました。
前回のシェークスピア風英語に味をしめて、こんどはオスカー・ワイルド風を所望してみました。
これは使えますね...!英語は読めるが書くのは不自由というレベルの私でも、プロットをシンプルな英語で書くことで英語の小説がすぐに書けてしまいます。多少の変更・修正は必要ですが、それでも一から英作するよりも遥かに楽。
すべての文章を自分で生み出したいという方には向きませんが、とにかくアイデアを小説の形にしてしまいたい、という方には強力なツールだと思います。
その後、日本語ラップを作ってもらったりしました。
え~っと、これは...。「スムーズ」と「ブルース」、「踏む」と「魅せる」ですか…。
まだまだ人間のラッパーには敵わないようです。
素人の私にだってもうちょっとマシなリリックが書けるというもの。
...駄目ですか?思いつきで作った割には、学生っぽい甘酸っぱさがいい感じな気がするのですが。
AIとのチャットはもう少し続きます。
ラブソングって、どれも似たり寄ったりですもんね。面白みがない課題を出してしまいました。
やんわりと窘められました。「いつも電柱の影から君を見てた/通勤時間、帰宅時間、郵便受けにガスメーター」みたいな歌詞を作ってくれるのかと思ったら、意外とモラル意識が高い。
他にも「イギリスのEU離脱は失敗でしたか」と聞いたら「主観的な問題なので答えかねる」とのお返事。
気を取り直し、「傘のお化けの童話を作って」とお願いすると、今度はちゃんと童話の体裁をした日本語の文章を作ってくれました。
内容は以下のとおりです。
私がイメージしていたのは一本足に一つ目の唐傘おばけでしたが、AIは雨傘を手にした女性の幽霊と考えたようでした。これはこれで儚い美しさがあって良いですね。
文章はまだ少しぎこちないですが、ちゃんとしたお話になっていますよね。驚きます。あと数年もしないうちに、隙間時間に読むような軽い読み物ならAIの方が優れている、ということになるかもしれませんね。ジョージ・オーウェルの『1984』が頭をよぎりました。かの有名なディストピア世界では、知的刺激や問題提起のない、読むのが楽な小説ばかりを機械が生産しているのです。私は特にはAIの進化に不安を感じていないのですが、AIライターは文芸分野にも確実に進出してくるのだろうなぁと思い知らされたひと時でした。