読書記録#10 東大教授の考え続ける力がつく思考習慣
『東大教授の考え続ける力がつく思考習慣』書籍久々の読書記録。
名の通り、東大教授である西成活裕さんの本です。
確か以前Twitterでこの本を取り上げた記事を見かけて、買ってみました。
西成さんご自身は「渋滞学」という学問を確立された方。
渋滞学自体も面白いですよね…!
最近読書記録が自己満のメモみたいになっていたので
概要も書きつつ、そのあと気になった言葉をメモしていきたいと思います。
概要
表紙にも書かれている7つの力が軸となります。
ざっくりとまとめると、下記のようなイメージ。
①自己駆動力
自分で考えて能動的に動き出す力
②多段思考力
短絡的に考えず、1歩踏み込んで考え続ける力。
③疑い力
一旦立ち止まって考える力。ミスを防ぎ、より良い選択肢を考えることができる。
④大局力
ズームアウトして全体を俯瞰する力。
⑤場合分け力
分岐点で選択肢を分類・整理する力
⑥ジャンプ力
全く違う角度から問題解決方法を見つける力。
⑦微分思考力
物事を分解して、構成要素を論理的に確認する力。
これらそれぞれの使い方や考え方、その複合系について展開された内容となります。
特に心に残った考え方や覚えておきたいことをまとめていきます。
※下記の小見出しに書いている○○力は文中に出てきた場合もあれば、私がこの力あるなと思ったものもあるので参考程度にしてください。
p.63 短期:長期のバランス
: 場合分け力×大局力×多段思考力
選択肢が複数ある時はまず、実現までの時間軸で「場合分け」。
目標達成にまでかかる時間が予想できると、短期間でできることを選んでしまうと言われるが、
そればかりでは非常に危ないと判断するのが「大局力」です。
さらには、「多段思考力」で時間のスパンを先読みし、自分のキャリアパスを短期と長期のバランスが良くなるようにプランニングする。
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これは無意識にやっているようにも感じました。
長期で取り組みたいことがまだまだイメージ不足のような気がするので、考えていきたいです。
p.144 脳への「圧力」と「弛緩」でひらめきが生まれる
:多段思考力×ジャンプ力
中国の北宋時代の学者の言葉として紹介されていたひらめきの「三上」(馬の上、枕の上、トイレ)も興味深かったです。
ぼんやりしている時の方がアイデアが湧きやすいのだとか。
そう思うと、リラックスの時間や自然に触れる旅行、ワーケーションは貴重な機会ですよね。
p.158 人の思考に触れる、アウトプットの時間を作る
: 大局力×多段思考力×ジャンプ力
西成さんはインターネットでアイデアを探すことはあまりしないそうです。
本屋さんの隅から隅まで見て回って、斬新なアイデアを持つ人の思考に触れる。
暇さえあればスマホやパソコンばかりの人は週1日でいいので離れて、ノートとペンを持って考えたこと思いついた事を書き出してみることをおすすめされています。
p.190 一次的に諦めることで、感情を抑制する
第6章、「人間関係」で悩まないための思考習慣に書かれていました。
かなり私の考え方に近く、『仏教でいう「無常」』と書かれているのを見て腑に落ちました。
p.192 自分の意見を発信する
:自己駆動力×大局力×疑い力×微分思考力
意見を発信し、PDCAサイクルを回すことで、小見出しにある力が全て鍛えられると理解しました。
最近日記を書くところで終わってしまっているので、そこで得た気づきや考えたことを記事としてまとめる頻度を上げていきたいです。
※昨年、ちょっと近い投稿を過去にしているのをみつけたので参考までに〈発想力とアウトプット〉
まとめ
本書の最後には、「とりあえずやってみる」ということをおすすめされています。
7つの力のうち、得意なことや不得意なことがあるのが当然だと思うので
バランスよく活用して伸ばせるように、
意見発信〜フィードバック・ブラッシュアップのPDCAを回していきたいと思います。
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