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性格は行動によって左右されるのか

僕は気になった。性格が先か。行動が先か。

つまり、性格がいいからお礼を言ったり、挨拶をしたり、人に譲ったりすることができるのか、お礼を言ったり、挨拶をしたり、人に譲ったりすると性格がよくなるのか。僕はどっちが正しいのかわからないでいた。

笑顔でいる

まず僕が実践していたことは、少しだけ広角をあげて常にほんの少し顔に笑顔を浮かべてみることだった。親切で性格の良い人は常に笑顔な人が多い印象があったからだ。通常の僕は作業をするときや街で歩く時などは真顔だったので最初は意識しながらやることに苦労したが、そのうち微笑んだ顔が通常に落ち着いてきた。(違和感があるほどの笑顔ではなく、わかるかわからないかぐらいの微笑み程度)

結果はどうだったかというと、気のせいかもしれないが少しだけ自分の生活がいつもよりも楽しくなった。楽しいかどうかは数値化できないし指標もなく単なる相対的な主観でしかないから、実際に効果があった証明はできない。しかし、体感として大きく生活の充実度が上がったし、気持ちに余裕が出た。

つまり、性格をある程度は行動が左右するような結果が生まれた。僕がしたことはたった一つで、ほんの少しだけ広角をあげるということだけだった。しかし、それによって、いつもよりも自分の感情が寛容になったような気がした。当たり前のことだが、以前よりも自然に挨拶やお礼もできるようになった。

前から、全く挨拶やお礼をしていなかったわけではないが、買い物する時も散歩している時も心から人と接することができるようになった印象だ。

つまり、この実験で僕が感じたのは行動に性格的な原因があるのではなく、原因が行動にあるのではないかというものだ。

よくスピリチュアル的な話の中で、行動を意識して生活しなさいだとか、部屋を掃除しなさいだとか色々、行動面の変化を求めるものが多かったのは、この効果を期待してのものだったのかもしれない。

性格の良し悪しは第三者が判断するもので、自身がどうこう言えることではないが、親切な行動は意識的にやっているうちに自然とできるようになったことは確かだった。僕の考えでは無意識に親切な行動ができる人は性格が良い人と言っても遜色ないと感じている。

もし、あなたも性格面で自分に足りないと感じたことがあったらまずは行動に移してみるのも一つの手かもしれない。最初のうちは本意ではない違和感があるが、ある瞬間に不自然が自然に変わる瞬間がある。

原因と結果が逆である可能性は大いに考えられる。

たった一つの行動から人生が変わるかもしれない。


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