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アメリカにポリコレは無理

致命的な「謝ったら死ぬ病」にかかっているからだ。


「殺るかヤられるか」の文化が根深すぎて、絶えずマウンティングし合わないと不安らしい。



だから、

「それぞれの違いを認め合おう」というポリコレの精神がまったく根付かない。


◇◇◇


2024年の大統領選でも、それが浮き彫りになった。

民主主義を何よりも神聖視してる割には、持たざるものを軽蔑して一切の配慮を見せない民主党陣営。というか既得権益層。

その歪みが限界を迎えたところを、トランプが上手にすくい取ったように見える。




少し前に、日本マクドナルドの何の変哲もないCMがアメリカで話題になったのは、ことの深刻さを表す良い例だ。



アメリカの大企業は

「黒人のトランス女性を差別しません!」

というCMを流さないと、ポリコレに違反した企業としてバッシングを受けるらしい。

ハンバーガーとなんの関係が?



おそらく「他者に優しくしよう&尊重しよう」が趣旨であるポリコレすらも、マウンティング合戦の武器にしてしまったのだろう。

お国柄があるにしても…ねぇ?




そもそも、アメリカ人は一見すると明るくフレンドリーに見える振る舞いさえも、

「オマエが敵じゃないかを確認させろ」という意図だったり「俺は強いから決して逆らうなよ?」なんて威嚇であることが実態だ。




やるかやられるかの修羅の世界、アメリカ人たちはそれを自由と呼ぶ。

根本的に他人を信用しないのだ。



その反動なのか、やたらと家族愛を外にアピールする傾向がある。

まぁ実際には離婚率が世界有数に高いうえ、すぐに裁判沙汰になるのだが。



また、信仰心もそれなりに強い国だから、新しい大統領は聖書を手にとって就任の挨拶をすることが恒例となっている。

まぁ実際には、若い世代では信仰なんて既に形骸化していて、中絶を巡る議論とかで国が揺れているわけだが。




そんな外面よし子ちゃん&世界のジャイアンであったアメリカも、近年はBRICSの経済発展でパワーがなくなってきた。

なかやまきんに君が筋肉留学すべきだったのは、アメリカではなく中国やインドだった。




日本と同じように、アメリカも変わらなくては生き残れないのだろう。

経済や軍事のことはよくわからないけれど、ポリコレなら少しだけ先が見える気がする。



そろそろジャイアニズムが覇権を握る時代は終わるのだ。

そこにアメリカが気づくことができれば、世界中の国から嫌われることも減るし、内政が真っ二つに割れることもなくなるんじゃないかな。



思うに、なかやまきんに君があのネタだけで長年生き残っているのは…変わらなくても売れ続けているのは…

ポリコレ力の高さの賜物なのだろう。




拝啓 アメリカ様

後輩にペットボトルを投げて仕事を失ったTKO木下になるのかい?

それとも、尻上がりのきんに君になるのかい?



パワー。

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詠み人知らず
病気の弟とバレエダンサーを目指す妹がいまして立派なお兄ちゃんであるために金が必要なんですという芝居のレッスンを続けるために一杯奢ってください。

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