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「もしニーチェが短歌を詠んだら」
本当に大切なのは、モノゴトの本質的な部分だと思います。
抜粋
「道徳・よいこと・正しいことがひとつだけではない」という事に気付いた後でも、生きていく中でいろんなものの考え方に触れます。その中で、自分にとって新鮮な考え方を見い出し、自分と似た主義・主張になじんでいくこともあるでしょ。しかし、それは旧来的な道徳と同じく、かつては見えていたはずのものを、あるがままにみえなくしてしまうこともあります。
いえ、むしろ人は誰であっても何かの考え方に基づいてしかモノゴトを見る事ができません。人として生きる以上、モノゴトのある一面しか見えないものだという事を肝に銘じておくのがよいでしょう。
今から120年前に亡くなっているドイツの哲学者、ニーチェの名言には「過去が現在に影響を与えるように、未来も現在に影響を与える」や「我々一人ひとりの気が狂うことは稀である。しかし、集団・政党・国家・時代においては、日常茶飯事なのだ」があります。
私は現実的楽観主義者です。彼の考え方、実存主義と言われる思考は個人的には好きです。愚者は失敗から学び、賢者は歴史から学ぶという言葉がありますが、哲学というのはすごく役に立つものだと思います。どんな自己啓発本よりも、睡眠と哲学に勝るものは無いと私は思います。
「過去が現在に影響を与えるように、未来も現在に影響を与える」
今の自分は過去の自分の繰り返しの結果で、未来の自分は今の自分の繰り返しの結果です。人の毎日の行動は70%同じ事をしています。習慣が全てです。これは人生に直結していきます。最初はきついかも知れませんが、身に付いてしまえば、楽です。上記したように、同じ行動を繰り返しています。良い運動・食・読書(勉強)・睡眠習慣が付いてしまえば、その繰り返しです。脳は「ホメオスタシス(生体恒常性)」という機能があり、安定を好みます。脳のエネルギー節約の為だと言われています。
これは、自分自身に福利を生み、今後の人生を必ず豊かにしてくれます。
「我々一人ひとりの気が狂うことは稀である。しかし、集団・政党・国家・時代においては、日常茶飯事なのだ」
現在のマスメディアのインフォデミックや、偏った報道による洗脳はまさにプロパガンダ。逆説になりますが、そして一人ひとりが狂ってしまい、集団・政党・国家が狂っていっている可能性がある。変化を嫌うコンフォートゾーンを守ろうとする現状維持バイアスを、今のマスメディアは突破してくるようだ。
自分自身を守るべく、知識を増やし、判断する基準を増やしていく事を毎日続けていけば、1日1%パワーアップするだけでも1ヶ月後、3ヵ月後、半年後、1年後には、どこかで知識と知識が繋がり爆発的に伸びる時期を経験しているはずです。
偏見があるかどうかや、意識が高いかどうかは関係ありません。生きていくうえで、下と後ろを見て進むより、上と前を向きながら進んでいきませんか?
抜粋文章は
もしニーチェが短歌を詠んだら
著者:中島 裕介
出版社 : 角川学芸出版
より引用させていただきました。ありがとうございました。