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【最終回】超短編物語「忘却の図書館」の内容について、AIをしつこく質問攻めしてみた#10

こちらシリーズ物になっておりますので、初めてお越しになられた方はぜひ最初からご覧ください!

前回までのあらすじ:
過去の記憶を抹消できる「忘却の図書館」は超自然的な存在であるが、この図書館の老人司書は不老不死ではないということでしたので、なんだかご都合主義的な印象を受けたところでした。

「忘却の図書館」に入館した人には、記憶を本当に忘れてよいかを入館者に尋ねることによって、入館者本人に過去の自分と向き合うようリードし、嫌なことと向き合うことで成長を促すのがこの司書の役割でした。

ただ、この図書感には誰にでも入館が許されているわけではなく、司書が選択するということでした。教育の機会は誰に対しても平等に与えられるべきですから、それは一体どういうこと?という疑問が浮かんだところまでが前回までの流れでした。

それでは、質問していきましょう!


質問:

この図書館を利用する機会は誰にでも平等に与えられるべきですが、この物語では管理人が人を選んでいます。この点についてはどう考えますか?


図書館の管理人が利用者を選ぶという設定には、物語の深いテーマや象徴的な意義が隠されていると思われます。この選択の背後にはいくつかの重要な要素が考えられます。

  1. 痛みの受容と成長の準備
    図書館の存在は、記憶や痛みと向き合うことを目的としていますが、すべての人がそのプロセスに対して準備ができているわけではありません。人はそれぞれ異なる時期に、異なる方法で痛みを受け入れ、成長することが求められます。

    管理人が人を選ぶことは、利用者が本当にそのプロセスを受け入れ、必要な成長を遂げる準備ができているかどうかを見極める役割を果たしているのかもしれません。

  2. 選ばれた者の特別性
    管理人が利用者を選ぶことで、選ばれた者が特別な意味や運命を持っていることを示唆しているとも考えられます。

    選ばれた人々は、過去の痛みや後悔を乗り越えるための旅をする特権を持っており、その経験は他の人々には与えられない独自のものであるかもしれません。この特別性は、彼らの成長や変化をより意味深いものにするでしょう。

  3. 自己選択の要素
    選ばれるというプロセスは、単に外的な選択によるものではなく、自己の内面の成長や意志に関わる要素も含まれているかもしれません。

    選ばれた人々は、自らの痛みや過去に向き合う意思を持っているため、図書館に導かれたのかもしれません。つまり、彼らは自分自身でその機会を求め、選ばれることができる存在であるとも考えられます。

  4. 物語のテーマの強調
    管理人が人を選ぶという設定は、物語のテーマやメッセージを強調するための手段でもあります。痛みや苦しみを乗り越える過程は、簡単なものではなく、選ばれた者にのみ与えられる特別な機会であることが強調されます。

    これにより、物語は選ばれた者の成長や自己発見の旅に焦点を当て、読者に対しても深い感情的な共鳴を呼び起こすことができます。

  5. 普遍性と個別性のバランス
    選ばれることによって、物語の中で普遍的なテーマである「成長」と「痛みの克服」が個別的な体験として表現されます。全ての人が平等に図書館を利用できることは理想的ですが、実際にはそれぞれの人にとってのタイミングや状況が異なります。

    このように、選ばれることで物語は個別の体験と普遍的なテーマの両方を描き出すことができ、より深い意味を持つことになります。

  6. 結論
    図書館の利用者を管理人が選ぶという設定は、単なる偶然ではなく、物語のテーマやメッセージを伝えるための重要な要素です。痛みや苦しみを乗り越える準備ができているかどうか、特別な運命を持つ者としての成長、自己選択の要素、物語のテーマの強調、そして普遍性と個別性のバランスといった要因が、管理人の選択に関わっています。

    この点から考えると、図書館は誰にでも平等に与えられるべき機会であるという理想と、物語の中での現実的な選択が交錯することで、より深い意味を持つ物語が展開されているといえるでしょう。選ばれることによって、その痛みや成長の過程が特別なものとなり、読者にとっても感情的な響きを持つ体験となるのです。



AIの回答には共感できます。現実の世界でも、人の成長レベルに応じて指導方法や内容を変える必要がありますから、老人は「記憶を忘れない」選択をすると見込んだ人しか招待していないということですね。

入社ほやほやの新人に、明日から課長よろしく!って言ったってできるわけありませんから。老人は人を見極めるスキルに全振りしたのでしょう。

さて、老人に対して質問したいことは一通り聞き終わりましたので、図書館に関する質問はすべて聞き終わりました。この物語に対して、これ以上質問することはありません。

さいごに


ご覧いただきありがとうございました!
「これ以上質問することはありません。」と言いつつ、実はエリオットのその後の展開も気になったので追加で質問してみたのですが、論調が「~でしょう」と推測の域を出ない様子だったので、このシリーズはいったんここまでにしようと思います。

AIの回答で関心したのは、AIは質問者からの質問をただただ捌くのではなく、前回質問した内容等を踏まえて、回答に説得力を持たせようとしているところでした。

質問相手が納得できる回答を得られるように設計されているように錯覚しそうです。反論があってもうまく遠回りして大人の対応をしているような印象も受けました。

こんな論理的に説明されたら納得せざるをえないですし、自分もこの能力ほしい!と思いました。あ、ちなみにようくんはどちらかというと理屈よりも感情で動くタイプの人間ですw


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