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私のための作品集

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私の好きが詰まった、素敵なクリエイターさんたちの作品ばかりを集めた、私のための作品集。少しずつ入れさせていただきます。シリーズものは、冒頭1話や目次、とりわけお気に入りの作品を追…
運営しているクリエイター

#眠れない夜に

抽象画を描いたことで救われた話

まだ小説を書き始める前のこと。 コロナ禍のある日、部屋に絵を飾りたいと思った。 けれど、…

魔女の誕生日 ~紙のみぞ知る~【#秋ピリカ応募】

 このブレーキ音は郵便ではない。最近ご常連になったあの人だ。  彼女はピンクの自転車でや…

月山六太
4か月前
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そんなに急いでどこいくの

「時代遅れ」 「時代についていけない」 自虐・他虐問わず、ネット上でよく見かけることばで…

めろ
9か月前
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梅林ガール 【物語】

 じいちゃんの棚にあるフィルムカメラと目が合った。家族の誰にも触らせなかったカメラ。 「…

月山六太
2年前
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【小説】まおとプラネタリウムーぼんやり見えるその先に 第1話 不思議な子ども科学…

「はぁ、明日の社会科見学イヤだなぁ」  まおは、明日4年生で行くことになっている、子ども…

リコ
3年前
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リカルド ~月~  第1話【物語】

🌕️  おじょうさまを乗せた船が遠ざかってゆく。私は手を振りながら、御一家とともに過ごし…

月山六太
3年前
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北風ココア 【物語】

 街に来たのは北風。  待ち合わせ30分前に着いてしまった。    佃煮くん、もとい佃田くんへ、早めに到着したことをメールすると、彼からは「ごめん。こちらは10分ほど遅刻しそうです。暖かいところで待っていてください」との返信があった。 「どうしよっかなぁ…」 駅のロータリーをぐるりと見渡す。  駅を背に左へ回ると、マックとスタバがある。どちらか空いてそうな方へ入ろうかな、と、肩に掛けたチェック柄のストールを翻して歩き出した。  ところが、どちらもレジカウンターには人が並んで

湯けむり夢子はお湯の中  #1 瞑想館 【お話】

 オリオン座がくっきり浮かぶ夜空。水面に揺らめく灯籠の灯り。風に煽られ、走るように目の前…

月山六太
3年前
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『希望の歌を』

列車「来年」号は懸命に走り続けていました。 12月31日の深夜0時、1月1日の午前0時に間に合う…

マー君
3年前
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