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「LEAN IN女性、仕事、リーダーへの意欲」

「LEAN IN(リーン・イン)女性、仕事、リーダーへの意欲」を今更ながら読みました。

FacebookのCOO(最高執行責任者)シェリル・サンドバーグの著書は全米ベストセラーとなりました。日本でも10万部を超えて人々に届いています。

この本を初めて知ったのは20代の頃でしたが、女性役員の本なんて私には無縁と手に取ることもありませんでした。

その後、5年以上経ってから会社でダイバーシティに取り組む上司から#LikeAGirlの動画とともに薦められて読んだのでした。

経験者じゃないとできない提案もある

この本には以下のような内容が書かれていました。

私はダッシュで駐車場を横切ったー正確に言えば、あり得ないほどのろいふだんの妊婦歩きよりいくらか速いどたどた歩きで横切った。

さっそく、妊婦専用の駐車スペースを用意すべきだと主張した。それも今すぐに。セルゲイは私を見上げ、いままでそんなこと考えてもみなかったと言って即座に同意してくれた。

妊婦には駐車場の配慮が必要だということに、実際に自分が妊婦になるまでなぜ気づかなかったのか。

LEAN IN女性、仕事、リーダーへの意欲

妊娠は病気や怪我ではありません。でも、経験してわかる、どんどん大きくなるお腹、増える体重、それによる歩くのさえ大変な状況は、実際になってみて必要な配慮がわかるのでしょう。

他にも私自身、第1子の長女が産まれるまで「保育園は最長20時まで預けられるし、働き方を変える必要あるかな?周りの働く母はとても子育てが好きなのね。」と思っていました。

(そのまま管理職になっていたらどれだけ冷たい人間と思われたかと思うと怖いです。)

仕事と家庭を両立させてなお成功し、成長できる

この本には以下のような内容も書かれていました。

多くの男性にとって仕事で成功しプライベートも充実させるのは当たり前の前提となっている。だが女性にとっては、両方を求めるのは困難で、下手すれば不可能だ。

「ワーク・ライフ・バランス」と名付けられていること自体、両者が真っ向から対立するという印象を与える。この二項対立で、誰がライフを捨てられるだろうか。となれば必然的に、ワークが押し出されることになる。

LEAN IN女性、仕事、リーダーへの意欲

私は「仕事と家庭の両立は難しい、でも取り組んでみたい。」と両立自体を目標にしていた気がします。

「両立させてなお成功し、成長できる」と思うようにすると、目標自体がさらに高いところに設定され、考え方や行動が変わります。

ワーク・ライフ・バランスというビッグワードをそのまま鵜呑みにせず自分の頭で考えないといけなかったと反省です。

さいごに

自分の成功や成長に上限を作っているのは自分、でも「仕事と家庭の両立」や「リーダーシップ」
のように社会や周りによる思い込みを作られているものもあります。

まずは自分が気づき、実際に経験をしてみて、必要とされる方にも伝えていけるといいなと感じました。


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