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以前から書きたいことでもあったので、 noteのお題に乗ることにした。 「猫のいるしあわせ」で…
ミーコと触れあった期間は、5、6年ほどだったように思う。 手元に残る画像データを調べると…
そう。2001年頃。 部屋で執筆をしていた私は、誰かの視線を感じた。 見れば庭から、猫がこちら…
ミーコが私の部屋に出入りするようになったのは、 私がシャカリキになって仕事し、 なのに食え…
ミーコは、とても躾の行き届いた猫だった。 いや、彼女の性格もあったのだと思う。 部屋に入り…
共用の庭は便利で、テントの試し張りをしたり、 仲間を呼んでささやかな宴会をしたりと、 よく…
2006年。 角川書店の文芸誌にて、 「電車屋赤城」の連載が始まった。 この頃には、複数の出版社から執筆の依頼があった。 すべて大手である。 打ち合わせと称する接待も頻繁に受けた。 まるで世界が一変したような心持ちであった。 「夢じゃないよな?」と、 自分の頬を何度も叩いたものである。 それほど今までとは違った。 なにより驚いたのがギャラ、つまり原稿料だった。 「少なくてすみません」と提示されるのが、 バイク誌の頃の倍以上の額だったのである。 しかも好きなだけ書いてよいと
ミーコが姿を消した翌2007年、 連載していた「電車屋赤城」が、 角川書店より刊行された。 無…