「肩こりには、何故きくのか?」
前回、肩こりには「T」が効くお話をさせて頂きました。
今回は更に、何故「T」が肩こりを緩和する効果が高いのかを、お伝えしたいと思います。
肩こりは、無意識の筋肉の緊張ですので、「顎を前に突き出した状態」や
「猫背の状態」になるだけで、重力で地面に引っ張られ、体が倒れようとします。
二足歩行である人は、倒れないようにしようと首の後ろの筋肉と背中筋肉で、重力に逆らって支えようと緊張して固まった結果、筋肉が血流不良を起こして疲労して、肩のこりや痛みになります。
緊張が強いと、眠っている間も緊張が続くので、慢性化して治りにくくなります。
肩と首の緊張を、「T」のポーズをすることによって、両腕の重さが背骨に載るので、重力で両腕が地面に引っ張られるのを、筋力で支えなくてよくなります。
そうなると、無意識に緊張が抜けていって良いからです。
「T」のポーズは、両腕を同時に左右対称の動作ですので、左右の筋肉の緊張を生じさせないのが、凄く良い事です。
どちらか片方ずつの腕を上げる動作だと、可動域の左右差に気づかず左右のバランスが整はないので、あまりお勧めしません。
「T」のポーズの時は、脱力するイメージを意識して、首をゆっくりと左右にストレッチ
して頂くと、更に効果がアップします。
慢性の肩こりで、首と肩がが固まって人は、筋肉が伸びにくくなっているので、無理に伸ばすと不快感が出る事もあるので、無理には伸ばさないようにきをつけて、行ってくださいね(^O^)
さらに、「T」のポーズは、体全体にも良い影響を与えます。
体の重心が、後方へ移動するので、腰、臀部、膝、ふくらはぎの緊張を和らぎます。