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新緑を求め、紅葉の名所に

新緑に包まれ癒されてみたいと、5月のある日訪れてみました。
いつもは紅葉を楽しみに行くところ、南アルプス市にある「伊奈ヶ湖(いながこ)」です。人造湖ですが大好きな場所です。

絵に描いたような風景、湖面に映る萌木の緑、この季節の心地よさ
やっぱり来て良かったと感じました。

伊奈ヶ湖は「南伊奈ヶ湖」「北伊奈ヶ湖」と南北2つの湖があり、いつもは南湖に行くこと多いのですが今回は北へと向かいました。
北湖は県道からやや離れ、ひと気が少なく南湖より一層落ち着いた佇まいがあります。

この北湖、もともとは明治44年に開設された峡西電力の第二野之瀬発電所の水源として使用されていました。
一方南湖は、雨が降らず干ばつに見舞われるようなことがあっても、飲み水、田畑を潤す水に仲間や子孫が困らぬようにと、先人たちが大変な苦労をし、8年の歳月をかけ昭和25年に完成させました。

かつての人々の「生きていくこと」への大らかで、優しい想い

その中で育つ新緑には勢いがあって「これからまた一年、どんどん大きく強く伸びていくぞ!」と、まるで家庭教室の教え子たちのような息吹を感じます。

新緑は活力になります。本当に自然は美しいものです。

先人たちのたくましき思い、わが日本の豊かな自然や大地のように、とまではいきませんが
私なりに培ってきた知識や経験を子供たちに豊かに伝えていってあげたい、
そう思いました。


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