「ちゃんと」から考えるユーモアの重要性。
仕事で受け取ったメールの文末に書いてあった一言。
一般のお客様からのメールで、たまに見かける表現である。
要するに
こういった内容。
実際には、会社としては「ちゃんと」対応していたが、先方の確認ミスで、このようなご意見を頂戴した。
まあ、仕方ない。
仕方ないのだが
「ちゃんと」という文言に、軽く憤りを感じたのもまた事実。
なぜ憤りを感じたのか?
おそらく、「ちゃんと」という曖昧な言葉を投げかけてくることを、少し乱暴に感じたから?だと思う。
「ちゃんと」の基準は人それぞれ。
自分の「ちゃんと」を、人にも強要するのは違うのではないか?
…と書いている自分、客観的に見て面倒くさいなと思う。
でも書きはじめてしまったので、最後まで完走することにする。
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「ちゃんと」してくださいという、少し乱暴とも思える言葉。
不快に思ったとしても、基本的に他人を変えることはできない。
そういう場合、対象人物と距離を置くのが一番。
だが、そうもいかない時もある。
今回のケースも、それである。
そんな時、どうするか?
「ちゃんと」にどう向き合うか?
…
私は真面目に考えた。
すごく真面目に考えた。
すると…頭の中に、ある1人の子どもが浮かんできた。
それは、イクラちゃんである。
「ちゃーん」と言って笑顔を振りまく、サザエさんに登場する、あの男の子である。
そう…
「ちゃーん」と である。
…
お分かりだろうか?
つまり、理不尽な「ちゃんと」の強要に遭遇したら、脳内でイクラちゃんのそれに変換するのである。
イクラちゃんが、「ちゃーん」と自分の家を訪問してきたシーンを想像してほしい。
おそらく、多くの人は目を細めて
「いらっしゃい」
とあたたかく受け入れるのではないだろうか?
少なくとも、「帰れよ」と突き放すことはしないはずである。
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一体、この人は何を言っているのだろう?
そんなことを思っている人も、何人かいらっしゃるだろうと想像する。
要するに、「ユーモアは大事」ということである。
以前読んだ本にも、ユーモアの重要性について書かれていた。
ちなみにこの本には、「ちゃんと」をイクラちゃんに変換しろ、とは一切書かれていない。
書かれていないが、ニュアンスとしては同じよううなことが書いてあったと思う。
冗談を言い合えるような関係・空間って仕事にも良い影響を与えるよね、みたいな内容だったかと。
…
なんて曖昧な説明なのだろう。
自分でもいい加減だな、とは思う。
「ちゃんと」してくださいと言われても、仕方がないのかもしれない。