「誰一人取り残さない」を実行している人。
ゴールデンボンバーの鬼龍院さんの本。
「女々しくて」を歌ってる人たち、程度の認識しかなかったのですが…
あんぱんださんの記事で紹介されていて、気になって読んでみました。
この本は、鬼龍院さんがステージに立つにあたって「音楽以外にやった方がいいこと」が書かれています。
たとえば、こんなこと。
文字で読むと、一見取り立てて珍しいことではないような気がしますが、これって結構難しいのかもと。
説明なしに曲が始まるライブって結構ある気がする。
そこにいる人全員がファンとは限らない。
知らない人からしたら、「ポカーン」ですよね。
特に
「誰一人疎外感を与えない」と意識してるのはすごいなと。
「誰一人取り残さない」って、SDGsの目標としても掲げられていますよね。
この本読んでいて
「この人実行してるじゃん!!」と思ったのです。
疎外感を与えない為に、
ステージのサイド席や後方にも必ず行って、死角を確認する。
内輪ネタは避ける。
などなど、鬼龍院さんが心がけていることが数多く紹介されています。
これ、ステージに立たない人でもすごく学びがある本かと。
実生活でも取り入れたいなーと思うことが、いくつかありました。
そして難しい表現などは一切なく、とにかく読みやすい。
******
この本を読んでいて、まさに「疎外感」を感じたエピソードを思い出しました。
以前、友だちの結婚式の二次会に行った時のこと。
その会場、中央に太い柱があったんです。
会場では大きいスクリーンに新郎新婦の映像やらが写っていたようですが、私とその周りの人たちは見事に死角でほぼ見えず。
映像は数分だったものの…
スクリーン前方から笑い声やらが聞こえるのですが、画面がほぼ見えない人にとっては
「疎外感」以外の何物でもないんですよね。
なにで盛り上がっているのか分からない。
これって悲しい。
その会に参加してから、もし自分が結婚式など催しをする際は
「極力死角がないようにしたい」
と強く思ったのを覚えています。
実際、結婚式の二次会の会場を下見に行ったときも
「会場に死角となるものがないか」
「スクリーンが設置できる位置はどこか」
「スクリーンの大きさ」
などを基準に決めました。
もし友だちの二次会に参加しなかったら、その視点には気がつけなかったはず。
なので、結果的には感謝しています。
******
で、この本。
鬼龍院さんの心がけが本当に素晴らしくて、なんだか好きになりそう。
ゴールデンボンバーのライブって楽しそうだなぁ。あったかい空間なんだろうなぁ。
と思いながら、読み進めていると…
鬼龍院さん、思ったことができずモヤモヤしているときに、思い出す歌の歌詞があると。
(表現あいまいですが、確かそんなニュアンス)
その歌とは、イエローモンキーのパール。
「何も答えが出てないぢゃないか」(歌詞ママ) という歌詞が好きだと言うのです。
…
なんだよ、いい本書く上に吉井さんの歌詞が好きだなんて…
惚れてまうやろーーーー。
サポートいただけたら、あなたのリクエストに応じた記事を書くかも!?