
わかるわかるよ、君の気持ち。
今これを読んで、ニマニマしている。
金髪の不良少年(高校生)が、1歳10ヶ月の女の子(鈴香)を日中預かることになり…というストーリー。
KindleUnlimitedだし、
安定の瀬尾まいこさんだし(読後温かい気持ちになるから好き)
と気軽に読み始めたのだけど…
もうこれ、2歳前後の育児の記憶、蘇る蘇る。
経験ある方はもちろん、経験がない方でも楽しめると思う。
泣き疲れて寝ちゃうとか。
面倒見てた側も寝ちゃうとか。
ベビーフードばっかじゃ栄養偏るかな?とか。
少年があたふたし、女の子に振り回されている様子。
想像すると絶対大変なんだけど…
客観的に見ると、もう微笑ましくて微笑ましくて。
我が家の子どもたちは小学生になり
また別の意味で大変っちゃ大変だけど
食事や排泄の「お世話」はもう必要なくなった。
ま、食事の用意はしてるけどな。
弁当作ってるけどな。
8月で弁当終わりかと思ってたら、始業式も給食ないと知って、ゲッ…ってなってるけどな。笑
…
なんだろう、もう視点がおばあちゃんになったのかも?
少年と鈴香の様子を見てると
「ああ、そんなこともあったねぇ」
と目を細めたり。
鈴香が食事をせず、ビスコしか食べない様子に心配している少年をみると…
もう、気持ちは小池徹平。
わかるわかるよ、君の気持ち。
これを、少年の側で歌いたくなる。←
育児当事者は一生懸命なんだけど
ハタからみると、なんだか微笑ましいんだね。
同時に、乳幼児の育児を経験することはもうないんだなと思うと、少し寂しくなったり。
…
まだ読んでる途中なんだけど
すでに温まってる。
ホッカホカ。
小池徹平だけじゃなくて、
クマムシも歌いたくなる。
いや、それどんな本だよ?
って思った方も思わなかった方も
夏の終わりに、読んで温まってほしい。
あったかいんだからぁ〜。
〈あとがき〉
鈴香にDVDを見せるシーンがあるんですが、そのDVDには不良少年曰く「もっさりした犬」が出てきます。
1歳10ヶ月の女の子が喜ぶ、もっさりした犬。きっとあの犬だよなぁ…と思い、その絶妙な表現にニヤニヤしている私なのでした。
今日もありがとうございました。
▼もっさりした犬はこちら。
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