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パーティーの香りと花火の思い出。
昨日、実家でクリスマスパーティーをした。
実家の両親と、妹家族と一緒に。
母がクラッカーを用意してくれていた。
おつまみのクラッカーではなく、パーティーグッズのそれ。
アイスクリームのコーンのような円錐。
その先にチョロッと出ている紐をひっぱる。
すると
「パーン」
という派手な音と同時に、細長いカラフルな半紙のテープようなものが出てくる、アレである。
母が用意してくれていたものも、この商品のように
「散らからない」を謳ったものだった。
あの中身、散らかると片付け面倒だもんね。
…
「メリークリスマス!」
の掛け声とともに、パーン!
派手な音。
飛び出すカラフルなテープ。
でも「散らからない」が売りなだけあって、
音と見た目は華やかでありながら、遠くに飛んでいくことはなかった。
散らからないクラッカーを片付けて
「さあ食事!」という流れだったが、私はクラッカーの発する香りが気になった。
なんだこの、ちょっと嗅いでいたくなるような香りは…?
何かが焦げたような、なんとも言えない香り。
ほんのり焼却炉風味?
…
みなさんも、一度はパーティークラッカーをやったことはあるのではないだろうか?
あの香りはなんだろう?
気になって、しばらく嗅いでいた。
(食事はどうしたw)
すると、夏に手持ち花火をしたときの思い出が蘇ってきた。
…
夏休み。
祖父母の家の前。
ロウソク。
チャッカマン。
火消し用の水が入ったブリキのバケツ。
セロテープで派手な台紙に留まっている花火をはがして、火を点ける。
パチパチパチ。
ジューッ。
ポトッ。
花火ももちろん楽しいのだけど…
花火を終えたあと、水が入ったバケツにそれを入れると聞こえる
「ジュッ」
という、あの音が好きだった。
…
と、パーティークラッカーの残骸を嗅いでいたら、花火の思い出が蘇った。
ってことは、クラッカーの香りの正体は、火薬?
記事によると
クラッカーは、火薬が爆発することによって生じる爆風の圧力でテープ(飛翔物)を押し出しているらしい。
やっぱり火薬か。
ちなみに火薬部分は紙片、火薬、引き糸からできている。
紙片に微量の火薬を塗って、引き糸に巻き付ける。
巻き付けた紙片と糸の間に火薬が付いている状態になっているので、糸を引くことで摩擦が生じ火薬が爆発。
マッチに火をつけるのと同じ原理なんだって。
なるほど。
…
ということは、私は火薬の香りが好きだということ?
火薬もだけど、もしかしたら
この香りから連想される花火と、その思い出が好きなのかもしれない。
…
ということで
私の脳内では、今も花火の思い出が散らかっている。
楽しい思い出なら、散らかっていてもいいし
片付けなくてもいいよね。
〈あとがき〉
クリスマスイブなのに、夏の花火の話になりました。あれ?季節感どこ行った?
今日もありがとうございました。
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