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その飲み物に、何を求めてる?

気がつけば11月。

こう寒くなってくると
カフェでは迷わず、ホットコーヒーを注文。

コーヒーを待つ間、私は想像していた。

それは、温かいカップを両手で包んでホッとしている姿だった。

これ、不思議ではないだろうか。

ホットコーヒーに限らずなんだけど
冬のホットドリンクって
「温かいものを飲みたい」というよりも
「手を温めて、ホッとしたい」
という気持ちの方が強い気がする。

え、私だけかな?

ほら、ドラマとかマンガとかでもさ
真冬に自販機で温かい飲み物を買うシーンがあると、
まず手で包んで、ホッとしてる気がする。

少なくとも
いきなりホットドリンクをゴクゴク飲み干す、みたいなシーンは私は見たことがない。

一方、冷たい飲み物。
コーラ、ジュース、スポーツドリンクあたりが定番かしら?

真夏にこれらを買った時
おそらく、
「ゴクゴク飲み干して、ひんやりしている姿」
を想像しているのではないだろうか。

たぶん
「手を冷やして、ホッとしたい」
という人は、かなり少数派な気がする。

冷やすとしても
首筋、頬、額。
このあたりが相場な気がする。

だから何だ、って話なんだけど。

ホットドリンクは、喉よりカラダ。
アイスドリンクは、カラダより喉。

同じ飲み物ではあるけれど
温度によって、求めるものが違うのかなあと。

たかが飲み物。
されど飲み物。

四季がある日本にいるから、気がつけたのかもしれないなあ、なんて。



「冬季限定クラムチャウダー」が気になりつつ、
店を後にした私であった。

<あとがき>
カフェでも、冬になると温かいスープ登場しますよね。
でも夏の冷製スープってのは見かけない。
やっぱりスープ=ホット、なのかな。
今日もありがとうございました。



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ようこ
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