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ヘルプマークがあったら、と思った日。
10月末、病気の手術のため入院していた。
今月からは、通常通り出勤の日々。
医者曰く、
仕事はOK。
でも疲れやすいので、疲れたら休みつつやってください、とのこと。
まあ、そうよね〜と思いつつ
「全力を出さない」
をモットーに、日常生活を送っている。
なんだけど。
先日、帰宅途中の電車内。
疲れが出たのか、つり革を持ってようやく立っていられる状態だった。
「す、座りたい…」
座席は、もちのろん満席。
結局下車駅まで席は空くことはなく、つり革様々でなんとかたどり着いたのだけど。
あんなに強く座りたい…と思ったことは
ここ最近は、なかったような気がする。
(じゃあ言えや…ってツッコまれそうだけど)
が、今後も同様の状態があったら
ちょっと困るかも。
まぁないとは思うけど、あるかもしれない。
…
こういう状況で
「具合悪いんで、席譲ってもらえませんか?」
って言える人って、どのくらいいるんだろう?
妊婦さんだったら、お腹が大きいし(そうでない場合もあるけど)
足を怪我している人も、見た目で分かる。
でも、私の見た目には体調の悪さは現れない。
おそらくパッと見、元気そうなアラフォー。
中には、
譲って欲しい、と言える人もいるのかもしれないけど
私は言えなかった。
スーパーで、店員さんに商品のありかを聞けない性格が、こんなところでも発揮されている…。
「ああ、こういう時にヘルプマークがあったらいいのかな」
とふと思った。
ヘルプマークは、特に病気の説明等をしなくてももらえるらしいと聞いたことがある。
Q.マークはどのような人に配っているのですか?
ヘルプマークの対象者は、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としていて、配布を希望する方々です。 しかしながら、身体機能等に特に基準を設けているわけではありません。ヘルプマークの配布に当たっては、必要な都民の方々が円滑にマークを活用することができることに配慮し、特に書類等の提示は必要なく、お申し出に対しお渡しすることとしています。
そうなんだ。
特に基準があるわけではないのね。
これをもらっておいて
具合悪くなった時に出す、とかでもありなのかもしれない?
そんなこと言い出したら
誰だって具合悪くなる時はあるよ、という感じもしなくはないけど。
…
つり革につかまりつつも、
「座っている人の中にも、具合が悪くて座ってる人もいるのかも」
「見た目は元気だけど、病気を患っているのかも」
と思うと、迂闊に譲ってなんて言えない。
視覚的に表示するって、大事だよね。
ヘルプマーク考えた人って、すごいなぁ。
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