我慢や抑圧をすると何が起きるのか？
こんにちは！リトリーブサイコセラピーという手法で、お悩みの解決に向けてカウンセリング、心理セラピーセッションを行っています、かとうようこです。
今日のテーマ【我慢や抑圧で起きること】についてお話しします。
なぜこれをテーマにしたかといいますと、以前の私は我慢や抑圧をしていい人を演じていたのですが、最終的に苦しくなり体にも不調が起きてしまったので。同じような生き方をされている人に参考になればと綴っていきます。
我慢や抑圧はなぜ起こるの？
感じていること、思っていることを我慢や抑圧する時を思い浮かべてください。もしそのまま感じていることや思っていることを表現してしまったら何が起こりそうですか？
○相手を不快にさせて無視されそう
○間違っていると否定されそう
○わがままだと非難されそう
○場の空気が乱れて不穏な空気になりそう
○そんな人だと思わなかったと拒絶されそう
など、そのようなことが起きたら傷ついてしまうので、そうならないように我慢や抑圧をしています。
そしてそのようなことは幼い頃に起きませんでしたか？
幼少期の決断
幼い頃に感じたことや思ったことを表現したら、身近な大人、特に親から、
○言うこと聞かないなら置いてくよ！家から出ていけ！
○うるさい！静かにしなさい！
と言われたり、
○バカにされる。否定される。
○無視される。去っていく。
○困った表情で悲しそうにされる。
などされたりすると、感じたことや思ったことを表現することは、迷惑で悪いことだと学んで、我慢や抑圧することを選んでいます。そうしないと、見捨てられたり、攻撃されたりして、生きていけないと『死』を感じるから。
生きるために我慢と抑圧することを幼少期に決めています。でも大人になった今も続いているのはなぜでしょう？
なぜ大人になっても同じ生き方なのか？
幼少期に感じた『死』を感じる恐怖は、生き延びる為に脳に記憶されています。そして同じような状況になると（今回の場合だと感じたことや思ったことを表現しようとすると）、脳から危険信号が出て、防衛反応が起こり自分を守ろうとします（今回の場合だと我慢や抑圧などの方法で自分を守ろうとしています）。
また同じ生き方をすることで、大人になった今も得られているものがあります。これを心理的利得といいますが、これについてはまた別の機会にお話ししたいと思います。
我慢や抑圧していると何が起きるのか？
我慢や抑圧をしていると、相手に理不尽なことをされても抵抗しません。だから人から利用されやすくなりますし、相手を粗末に扱うことでストレス発散をしている人にとっては、都合のいいストレスのはけ口になります。人から利用され傷つけられてますます人が怖くなります。
湧いてくる感情や意思はなくなりません。抑圧するにはかなりエネルギーが必要になります。疲れやすいですし、抑圧することにエネルギーを使い果たし、無気力になり鬱のような状態になる人もいます。
湧いてくる感情や意思は自分の本音です。それを抑圧して周りに合わせているけれど、本音は無視しています。『わかってくれない』という怒りが生まれますし、自分の本音を無視して相手を優先しているので、相手に対して敵意が生まれます。我慢して抑圧して人間関係を保っていたとしても、結局怒りが溜まりある日突然、関係を自分から切ることがあります。
自分が我慢や抑圧していると、感じたことや思ったことを自由に表現している人に対して怒りが湧いてきます。その怒りが抑えられずに相手にぶつけてしまうこともあります。
感情や意思を抑圧して、相手に意識を向けて感情や意思を作り出しているのなら、どちらが自分の本音かわからなくなり、何が好きか嫌いか、どうしたいのかなど、自分がわからなくなります。
この他にも、いろいろありますが。。。
ちなみに以前の私は、いい人を演じて自分の感情や意思をジャッジして抑圧し、周りに意識を向けて相手に嫌われないように感情や意思を作り出していました。その頃の私は、普段いい人なのに、余裕がなくなるとキレるという、二面性のある怖い人でして。。。その当時働いていた職場の後輩から「かとうさんがいつ豹変するか怖くて、辞めたいです」と言われたこともありました。『いい人』は本音を抑圧して演じていた自分、『豹変した姿』は本音大爆発の自分ですが、言語化出来ないので、机に書類を投げつけるなど行動で感情を表現していましたよ。。。（私、怖ぇーーーっ）
我慢や抑圧は必要な時もありますが、常にしていると今回紹介したようなことが起きてくると思います。生き方を振り返る参考になれば幸いです。
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