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介護と子育ては両立できない。だからこそ環境を整えたい。
きっと母は5年後にはこの世にいないと思う。3年後だって保証はない。2年前、進行性核上性麻痺という指定難病の確定診断が下された。
今、もし親の様子が少し変だな、と思う方がいたらぜひ「地域包括支援センター」に相談してほしいと思うのです。
認知症やそのほかの脳神経系の病気はすぐに診断できないことが多いです。でも家族が「なんだか変」という感覚はやっぱり外れてない。
方法は
①市役所・区役所の代表に電話。「介護について聞きたい」といえば、それぞれの担当の課につないでくれます。
②「まだ介護が始まっているわけではないが、親の様子がおかしいので担当の地域包括支援センターを教えてほしい」と伝える
※同じ市内でも地域によって割り振られています
③地域包括支援センターに連絡して「親の様子がおかしいので相談したい」と言えば、ゆっくり状況を聞いてくれます。
ポイントはこの〝ゆっくり話を聞いてくれる〟というところだと思います。「なんだかおかしい」というのは、病院の受診でなかなか判断しずらい部分なのだと思います。
会話が噛み合わない→認知症?→認知症テスト満点→問題なし
ふらつきがある→歩行テスト→筋力テスト→年相応→問題なし
よく転ぶ→レントゲン→MRI→問題なし
こうやって、その原因を探してくれようとしますが、そこに合致しないと問題なしで「症状がもっと出てから来てください」となり、何度もいろいろな科を受診しました。
生後数か月の長男と包括支援センターに行き、話を聞いてもらい、今どこの病院にかかっているか、確定診断がついていないが何に困っているか、などを相談して、すぐに訪問に来てくれました。
そこからケアマネージャーが決まり、病院とのやりとりにもはいってくれました。
病気が見つかり、病院と連携をとり、介護の環境を整える。
これを素人がやろうと思うと、びっくりするほど大変です。
そして、わたしにはゆっくりと病んでいく母を放置してしまうほど忙しい、育児の毎日があります。
今、母は一人で暮らしています。私も姉もそれぞれの生活があります。
母の希望は一人暮らしを続けるか、施設に入るの二択でした。
冷たいようですが、わたしも同居する覚悟はありません。
遠隔でどれだけ介護環境を整えられるか、難しい面も多々ありますが、今はそうやって母も自分の家族も守っています。
親の介護が頭をよぎったら、まずは介護の専門家に相談する。
そして、それは公的機関がよいです。