言葉の宝箱 1136【強い心を持ち続ける。それが必ず自分を救ってくれる】
・役人ならば、縄張りを越える仕事に手を出してはならない。
決まって横槍が入り、上司までも巻き込んだ騒動になる。
役所の領分は侵されざるものなのだ P17
・人は図星を指されると、まず抗おうとする気持ちが高じる P33
・不安というのは寂しがり屋だ。
次なる新たな不安の仲間を招き、胸を押しつぶしてくる P43
・人は時に目をつぶり、己の疚しさを見まいとしたがる。
そういう逃げの行為をくり返すうちに、心の薄皮が一枚ずつ乾いて剥がれ、胸の真ん中に空洞を持った人間ができあがっていくのだ P44
・嘆き悲しみ怒ることでしか、
被害者の親族は自分を支えられないものだった P90
・誠実を求めすぎるやり方は、時として窮屈さを周りに与える P96
・情報を提供するにも駆け引きが必要であり、
相手に恩を感じさせてこそ、
主導権を握れるし、次の機会に相手の譲歩を引き出せる P97
・身内に競い合う者がいるからこそ、組織も人も磨かれていく。
敵は敵でも、好敵手はありがたいほどだ。
その反対に最も質が悪いのは、好敵手になれないと自分を見限り、
外の敵と手を組んで人の足を引っ張りにかかるやつだ。まさしく外敵。
つまみ出すに鍵いるが、
ゴキブリのように組織の隙間に逃げ込んで姿を隠したがる。
しかも、一匹いれば、その周囲にうじゃうじゃ同類が身を寄せて(略)
やたらと結集したがる。まったく始末に終えんよ P167
・人は驚愕の事実を突きつけられると、確かに顔が青ざめていく P199
・余裕をなくすと、
人は視野と考えが狭くなり、柔軟さが失われていく P215
・誰にだって、ほじくり返されたくない過去はあるだろう P275
・泥のなすり合いだよ。足を引っ張られたら困る者が多いんだろう P278
・抜け目のない者でなければ、出世の階段を上がってはいけない P283
・上司の庇護がなくては任務を果たせないような者は、
もとより国益や同胞を守ることなどできるはずもなかった P290
・相手へのすぎた同情が、
その人物を甘やかすことになるのは、よくあるケースだった。
度を越えた善意は、人に誤解を与え、思い上がりを生みやすい P298
・生まれたばかりの子どもは、誰もが天使のような存在なのだ。
その後の生き方次第で、人の心が形作られていく P342
・強い心を持ち続ける。それが必ず自分を救ってくれる P369