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日本の歴史捏造について知ろう!
はじめに
以前の記事で「つくる会」について少し触れたが、今回はそれについて少し深堀していこう。
ホームページ:新しい歴史教科書をつくる会
note記事:【稲村和美】中曽千鶴子氏が22市長を告発した件についての考察【兵庫県知事選】|Yoiyamikagami
「つくる会」の歴史教科書についての批判文書をついでに紹介しておく。
https://www.jlaf.jp/old/jlaf_file/050531rekisi.pdf
文書:「つくる会」歴史教科書についての見解|自由法曹団
「つくる会」の歴史教科書は、自虐史観からの脱却と、過去の日本人達への無批判を強調したものである。
保守系歴史専門家の歴史捏造についての解説動画
「むすび大学」の小名木善行氏が、以下の動画でNHKの歴史捏造問題について解説している。
YouTube動画:弥生人渡来説の嘘! 〜なぜ弥生時代に生活が質素になったのか〜【CGS 日本の歴史 1-10】|ChGrandStrategy
以下の動画は、2月24日に大阪府枚方市楠葉朝日で開催されたセミナーの宣伝動画である。
YouTube動画:【お知らせ】「天皇の歴史」のセミナーを開催します!|むすび大学チャンネル
NHKの歴史捏造問題について解説している動画のコメント欄で非常に興味深い内容があったので、それについて考察してみよう。
「日本人はるかな旅⑤」138ページ掲載の写真「岩手県宮野貝塚の縄文人」と37ページ掲載の写真「縄文時代晩期の男性頭骨[国立科学博物館]」の写真は同じ頭蓋骨を左右反転させたものとなっています。 それでねずさんは「捏造」と言っているのだと思います。 しかし、これは単なるミスだと思います。 たぶんですがフィルムの裏表をまちがって印刷してしまったか、国立科学博物館がマウントと呼ばれるフィルムケースにフィルムをおさめる際に写真の裏表を間違ってはめてしまったのではないかと思います。 フィルムは透明なので裏表がわかりにくいのです。
~中略~
でも、ねずさんが4:06あたりで提示している写真は左が細長くみえますね。 これは画質が悪いため、顎のエラあたりや頭部左右が黒く潰れて背景と同化しているためだと思います。 もちろん、「日本人はるかな旅⑤」の写真はこんなに画質が悪くはありません。 「岩手県宮野貝塚の縄文人」のほうが「縄文時代晩期の男性頭骨[国立科学博物館]」に比べてやや黒っぽく鮮明度もおちますが、黒潰れして背景に同化してみえるなどということはない。 またねずさんが4:06あたりで提示している写真のタイトルは「岩手県宮野貝塚の縄文人(左)と島根県古浦遺跡の渡来系弥生人(右)」ですが 「岩手県宮野貝塚の縄文人(左)と縄文時代晩期の男性頭骨[国立博物館](右)」であるべきです。 タイトルを偽っています。
5:07あたり。 「宮野貝塚で発掘された縄文中期の人骨」と書いてあります。 これと同様の写真は見つかった↓ が、なぜか文章が全く読めない状態になっており、これが宮野貝塚出土の人骨であるかどうかの確認ができない。 http://www.museum.tohoku.ac.jp/exhibition_info/mini/1998SE/page06.html 5:46あたり。 ねずさんは細長い頭蓋骨を縄文人のものだと言っており、写のタイトルに雀井遺跡とあります。 「日本人はるかな旅⑤」120ページを確認すると、「福岡県雀井遺跡から出土した弥生前期の女性の頭骨」というタイトルになっています。 また雀井遺跡は弥生時代~古墳時代の遺跡なので弥生人と思われます。
~以下略~
コメント:@yu-asada
これは、NHKが歴史捏造をしているという既成事実をつくるために捏造したのではないだろうか。
以下は、動画で出てきた資料を作成した「つくる会」の日本史検定講座のページである。※ページは2020年の講座の紹介である。
ホームページ:日本史検定講座|新しい歴史教科書をつくる会
ちなみに小名木氏は元参政党のアドバイザーでもある。
YouTube動画:古来より受け継がれてきた日本の誇り|武田邦彦×小名木善行|むすび大学チャンネル
YouTube動画:日本経済の強みと弱みとは?景気が良くなるためにはどうすれば良いか?小名木善行【赤坂ニュース203】参政党|参政党
参政党はアドバイザー制度を廃止したが、小名木氏は現在も参政党とビジネスをしている模様である。
ゆにわ塾とは何なのか?
以下は、ゆにわのホームページである。
ホームページ:ゆにわ
このホームページにゆにわ塾のページがあるのだが、ここで小名木氏と羽賀ヒカル氏が講師としている。
YouTube動画:日本が滅びるたった一つの理由 武田邦彦先生|神社チャンネル
YouTube動画:神社で奇跡の神秘体験 武田邦彦先生|神社チャンネル
また、ゆにわと、むすび大学は同系列で運営されているので、小名木氏は相当のポジションにいると推察できる。
それに、参政党とつくる会にも密接に関係しているので、保守ネットワークの中心人物の可能性も高い。
ゆにわについては、また別記事でやりたいと思います。
つくる会の歴史教科書問題
「はじめに」で紹介した私の記事で紹介した本を改めて紹介しよう。
Amazon:〈つくる会〉分裂と歴史偽造の深層―正念場の歴史教科書問題|俵 義文
この本によると、右派雑誌である「WiLL」、「正論」が南京大虐殺は無かったという論調で発刊していたのだという。
また、「つくる会」自体も「慰安婦」や「南京大虐殺」は無かったと主張しているのだという。
そして、チャンネル桜の水島総氏も南京大虐殺は無かったという主張だという。
YouTube動画:【切り抜き 闘論!倒論!討論!】世界をどうする?間もなく発足!トランプ政権[桜R7/1/26]|新日本文化チャンネル桜
YouTube動画:【特番】参政党の危険な正体-参院選12万票獲得後に離党の藤村晃子氏に聞く[桜R5/1/19]|新日本文化チャンネル桜
ちなみに、元日本保守党の飯山あかり氏は月刊「正論」に度々寄稿している。
webニュース:飯山陽が語る 小池都知事「カイロ大卒」の真相|月刊正論オンライン
YouTube動画:【保守派重鎮、ついに百田批判!「日本保守党は壮大な詐欺」!】実は「あの人」も応援してくれてます!|飯山あかりちゃんねる
上記の動画によると、「つくる会」副会長の藤岡信勝氏は飯山いかり氏を応援しているらしい。
最後に、つくる会の結成の経緯を見て終わりにしよう。
<新しい歴史教科書をつくる会>(以下、つくる会)が公式に結成されたのは1997年1月である。
この<つくる会>の結成は1993年8月から1995年2月まで存在した自民党の「歴史検討委員会」がその背景になった。この委員会は1980年代序盤に展開された右翼による第2次教科書攻撃の失敗に対する対応策としてつくられたものであった。
<つくる会>は結成以後、戦争することができる<普通の国>への憲法改正運動を展開している「日本会議」、保守右翼の機関紙「産経新聞」などと連合して、自民党の主張する「国民運動」を展開する前衛部隊としての役割をしはじめた。
~以下略~
URL: http://www.ryuhaktong.org/material/others/03.html
おわりに
日本会議についてはもちろん、産経新聞等も今後も取り上げていくので、よろしくお願いします😁
今回はちょっと長くなってしまいましたので、この辺で終わりにしたいと思います。
では、また🖐️