文学フリマは、書くことのハードルを下げてくれる楽しいイベント
はじめて文学フリマ(文学フリマ大阪12)に行ってみた。
大阪開催なのと、わたしが参加しているサロン「京都くらしの編集室」のメンバーが「文学フリマ大阪12」に出店しているから。どんな感じかなぁと思いながら入場すると、かなり広い会場に出店ブースがひしめき合い、ものすごい人で賑わっていた。
知っている人のブースがあると安心
どうしていいか分からないので、ひとまず「す-33」を目指す。「京都くらしの編集室」の江角さん、北裕実さんの姿が見えてホッとする。裕実さんの『ごはんとおやつイラスト絵日記』は、やさしいタッチで描かれるスイーツやパン、サンドイッチなど、とにかくどれもおいしそう。広島に行ったら、絶対に立ち寄りたい店ばかりだ。
京都ライター塾の同期、あやめしさんのブースにも立ち寄る。小さいお子さんがいるのに、ライターもやってZINEも作ってフリマにも出店している。
華奢な見た目からは想像できないほどの行動力に脱帽。わたしもいろいろ頑張らなくてはと元気をもらえたよ。あやめしさん、ありがとう。
NHK文化センターの講座でお世話になっている、小説家・ライターの寒竹泉美さんのブースにも行った。関西魂(かにたま)シリーズから『はたらく妖怪』を購入。なんと記念にサインまでいただいた。
まだエッセイはうまく書けないけれど、学んだことはしっかり復習します。
テーマを決めると、お気に入りが見つかりやすい
その後はひとりで会場をうろつくものの、各ブースのからの熱量(圧?)を感じて近づけず。サンプルブースに逃げ込み、気になる本がないか物色していると、休憩中の裕実さんが声をかけてくれた。
「テーマを決めて探すといいよ」という裕実さんと一緒に会場をまわり、食べ物やイラストに関するエッセイ、わたしの好きな山に関するZINEも見る。
おかげで、一人でも臆せず出店者さんに声をかけられるように。裕実さんがいなかったら、文学フリマを楽しめなかった。本当に感謝!
文学フリマ大阪で買った本
わたしが買った本はこちら。サロンや講座つながりの方の作品や、その場で気になって買ったものなど5点。
いま思えば、お母さんのためにたい焼きをひたすら作った方や、なによりもさば好きな方など、面白いお話を聞かせてくれた方の本も買えばよかったと後悔。
自由に書く。それが文学フリマ
文学フリマに行って感じたのは、とにかく自由だということ。
「これが本?」と思うような見た目や、ブログみたいなテーマも多い。
自分が書きたいテーマを決めて、自由に書く、ただそれだけだ。
もちろん、書いて入稿して製本するのは大変だろうけど。
文章のうまい下手は関係ない。そもそも読みやすいとか、きれいな表現なんて必要とされてない。とくに偏愛強めの人が熱量をもって書く文章は読み手にもしっかり伝わるし面白い。
ライターという仕事柄、かしこまって文章を書くことに慣れているせいか、書くことは自由で、ハードルなんてないに等しいことに気づいた。
(もちろん、仕事で書くときはそうはいかないけれど)
思うように書けなくて悩んでいるライターさんにも、文学フリマに行くことを強くおすすめしたい。自由に書けばいいってことに気づくはず。
私は食いしん坊のお酒好きだから、グルメやお酒に関する本に興味津々。
初対面の出店者さんの話を聞くだけでも新鮮だったし、すごく楽しかった。次はしっかり予習して文学フリマを満喫したい。